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「忘れる」を楽しむ英単語学習法:シニア層の記憶力を活かす3つのコツ


英会話を始められたミドル・シニア世代の方から、「若い頃のように単語を覚えられない」「単語帳で暗記しても、すぐに忘れてしまう」というお悩みをよく伺います。単語を覚える作業は、時に学習の中で最もつらく、挫折の原因になりがちです。

しかし、ご安心ください。この「すぐに忘れてしまう」という不安は、決して記憶力が衰えたわけではなく、脳が「その情報が本当に必要か」を選別しているサインかもしれません。大切なのは、記憶力に頼る学習法を捨て、「忘れることを前提に、愉しく記憶に定着させる」新しい戦略を取り入れることです。この記事では、シニア層の知恵を活かす3つのコツをご紹介します。

意識改革:「忘れる」は脳の防御反応であると受け入れる

大人の記憶は、「どれだけ重要で、感情と結びついているか」で判断されます。単語を単体で暗記しても、それは感情と結びついていないため、脳はすぐにその情報を捨ててしまいます。

コツ1:単語を「知識」ではなく「体験」として記録する

単語帳の暗記(短期記憶)を避け、会話の中で感情やエピソードと結びつけて記憶する「体験記憶法」を意識しましょう。単語単体ではなく、表現(フレーズ)の中で語彙の意味を理解し、「あの時、先生と笑いながら使った単語だ」というエピソードを付け加えることが、長期記憶への近道です。

シニアの語彙力あるある:暗記しても会話で使えない「単語帳でTOEIC頻出単語を覚えたはずなのに、オンライン英会話のフリートークで、自分の趣味について話す際に全く別の簡単な単語すら出てこなかった。」

これは、使う予定のない単語は脳がすぐに捨ててしまうためです。単語帳を頑張るよりも、まずは「自分の日常や興味に関わるテーマ」から語彙を増やし、使うことを前提に学習を進めましょう。

実践戦略:「忘れる」ことを前提にした効率的なアウトプット

単語は「使わない記録は忘れる」ものです。オンライン英会話を最大限に活用し、忘れる前に繰り返し使うための具体的な戦略をご紹介します。

コツ2:「言いたいこと」を「言い換え」で定着させる

会話中、言いたい単語が思い出せないときは、沈黙するのではなく、知っている簡単な単語で「言い換え」を試みましょう。そして、講師に「この言い方で合っているか、もっと良い表現はないか?」と尋ねるのです。

このプロセスで、「言葉に詰まった瞬間」という強い感情と、「正しい類義語」が結びつき、単語が記憶に定着します。オンライン英会話は、あなたの言葉に詰まった瞬間を、最高の学びの機会に変えてくれる場所です。

コツ3:日本人講師と「使うテーマ」を共有する

語彙力向上をサポートしてくれるのは、日本人講師です。なぜなら、彼らはあなたの日本語での思考プロセスと、今何が足りていないかを正確に把握できるからです。

レッスンで「今週はこの10個の単語を必ず使いたい」とリクエストを出し、講師にその単語を使った会話やロールプレイを設計してもらいましょう。この「使う予定」があることが、単語を調べるモチベーションとなり、また、会話で使えたときの達成感が、その単語を長期記憶に定着させます。

まとめ:大人の英会話倶楽部の「継続できる」仕組み

新しい学習法を継続するためには、生活リズムに合った仕組みが必要です。シニア層の皆様が、金銭的な不安や時間的な制約を感じずに、安心して学習を続けられるように、当倶楽部は設計されています。

継続の柔軟性:90日間有効のチケット制

「若い頃のように毎日集中できない」という不安は、当倶楽部の90日間有効チケット制で解消されます。月謝制のように、忙しい月に費用をムダにすることがありません。ご自身のペースで、「今日は単語の復習に集中しよう」といった学習のペース配分を柔軟に行えます。(関連:チケット制の詳細記事

安心のサポート:日本人講師による伴走

学習に行き詰まった時、「なぜ覚えられないのか」を日本語で相談できる講師がいることは、大きな安心感に繋がります。経験豊富な日本人講師が、あなたの特性を理解した上で、最適な語彙学習法をご提案し、学習を伴走いたします。

「覚える」ことから「愉しむ」ことへ意識をシフトし、私たちと一緒に、無理なく英会話学習を続けていきましょう。

シニアの英単語学習に関する疑問(FAQ)

Q1. なぜ単語帳で暗記しても、すぐに忘れてしまうのでしょうか?
単語帳の暗記は感情やエピソードを伴わない「短期記憶」として処理されるため、脳が「不要な情報」と判断し、すぐに捨ててしまうためです。単語を会話の中で「体験」として記録することが、長期記憶に残すための鍵となります。
Q2. 会話中に単語が出てこない場合、どうすれば語彙力を増やせますか?
言葉に詰まった時に、知っている簡単な単語で「言い換え」を試み、その後に講師から「正しい表現」を教わる練習を繰り返しましょう。この「言葉に詰まった瞬間」が強い体験となり、新しい単語を定着させます。
Q3. 忙しくて学習を続けられるか不安です。無理のないペースでできますか?
はい。当倶楽部の90日間有効チケット制は、忙しい大人の方が「ムダなく、自分のペースで」学習を続けられるように設計されています。焦らず、まずは「今日は10個の単語をレッスンで使ってみよう」という小さな目標から始めることをお勧めします。

→ 記憶力を活かした学習相談を日本人講師に依頼する