英語学習で大切なのは、「継続」です。しかし、トレーニングのように同じ先生、同じ教材で規則正しく進めていると、どこかでマンネリや伸び悩みに直面することがあります。そんな時こそ、「あえてパターンを崩す」という能動的な戦略が必要です。
この記事では、学習のマンネリを打破し、真のコミュニケーション能力を鍛えるための3つの秘訣をご紹介します。特に、「ハプニング」を最高の英語教材として活用する考え方が、あなたの英語学習をさらに愉しく、有意義なものに変えてくれます。

秘訣1:あえて「違う先生」のレッスンにチャレンジする
信頼できる同じ先生と継続したレッスンは効率的ですが、同じ先生の英語しか聞き取れなくなるというデメリットもあります。言葉を覚えるときに、「伝えあうための工夫をするプロセス」はとても大事です。あえて別の先生にチャレンジしてみましょう。
デメリットをチャンスに変える「多様性の受容」
英語は世界言語であり、多様な訛り・特徴があります。普段、アメリカ英語ベースで学んできた方が、初めてイギリスやオーストラリア、あるいはスパニッシュ訛りの英語を聴けば、当然、聞き取れない表現や語彙を感じるはずです。
この「聞き取れない」「通じない」という経験こそが、聞き取れる英語の幅を広げてくれます。教科書通りの発音や文法で話してくれないものだと感じること、それに適応していく経験は、言葉を学びながらコミュニケーションしていく愉しさでもあります。
継続学習のデメリットあるある
「いつもの先生のレッスン予約がとれず、別の先生と偶々レッスンしたら、全く聞き取れなかった。自分の英語学習自体のモチベーションが下がってしまった。」
これは、その先生の英語に慣れすぎていたために起こります。信頼できる先生をメインにしつつも、月に1回など別の先生のレッスンを受けることで、この「慣れ」によるデメリットを解消しましょう。
秘訣2:想定外の事態(ハプニング)を最高の教材にする
実際のコミュニケーションでは、想定外・未学習のことに出くわします。このハプニングは、学習者にとって**最高のチャンス**です。
間違いは「伸びしろ」として印象に残る
間違うハプニングが起こることで、そのフレーズや単語は印象に残り、さらにそれが伸びしろになります。ご自身の感情(愉しいこと、困ったこと)が高ぶったときに学んだことこそ、記憶に定着しやすいものです。
オンラインレッスンでハプニングを再現する
今は海外に行くことも容易くないので、想定外の事態に遭遇する機会は少なくなっています。しかし、オンライン英会話なら、ネット状況やカメラの調子が悪い、宅配便が急に来たなど、様々な予期せぬハプニングを経験できますよね。こういう時こそ、チャンスです。
先生に「今、宅配便が来た」と伝えようとする中で、言葉が出てこない。この経験を次のレッスンで「どうして言えなかったのか?」とフィードバックすることで、最高の学びとなります。
秘訣3:講師と「願望」を共有し、愉しむ
英会話学習は、「愉しい」という感情が、長い時間を継続的にキープできる何よりの力となります。講師は、あなたのこの「願望」を叶えるためにいます。
講師と「ハプニング」をシェアする
現在レッスンを受けてる生徒さんも、別の先生を受講して間違えたところをどうして間違えたのかなど、次のレッスンで、そこからまた英語の話しができます。笑い話やハプニングは最高の英語教材です。ぜひ、ご自身の経験を先生に聞かせてください。
信頼できる先生と「飛び出す勇気」を育む
良い環境(オンラインレッスン)がありますので、ご自身でもオンライン海外旅行を楽しまれるなど、目標や目的、願望を臨機応変に達成しましょう。勇気を持って他の先生のレッスンにもチャレンジし、「どんなことが得意なのか?苦手なのか?」視野が広がるきっかけにもなるはずです。
能動的学習とマンネリ打破に関する疑問(FAQ)
- Q1. 信頼できる同じ先生と継続レッスンをするのは、効率的ではないのでしょうか?
- 継続レッスンは効率的ですが、同じ先生の英語に慣れすぎて、他の英語が聞き取れなくなるデメリットがあります。信頼できる先生をメインコーチとしつつ、月に1回など別の先生のレッスンを受けて、あえて「通じない状況」にチャレンジし、学習の幅を広げることが大切です。
- Q2. ネット状況の不具合などのハプニングも、学習に役立ちますか?
- はい、ハプニングは最高の英語教材です。愉しいこと、困ったことなど、ご自身の感情が高ぶったときに学んだこと(例:ネット状況が悪いことを伝えるフレーズ)は、記憶に強く残ります。レッスン中に起こった想定外の事態を、次のレッスンで「笑い話」として講師にシェアしましょう。
- Q3. アメリカ英語ベースで学んできました。イギリス英語などが聞き取れません。
- 英語は世界言語であり、様々な訛りや特徴があるものだと受け入れましょう。当倶楽部では、様々な国籍出身の先生方が在籍していますので、色々な先生とレッスンをして、聞き取れる英語の幅を広げることが大切です。その経験が、相手に伝わる表現方法も磨いてくれます。





