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英会話学習で大切なこと。会話を愉しむコツ (回答者:kazuko先生)


英語講師歴30年のKazuko先生は、ネイティブの環境で英語を習得され、アメリカ生活は13年。ネイティブらしい豊かな表現・笑顔やクリアなアメリカ発音が魅力です。今回は、Kazuko先生に「英会話学習で大切なこと。会話を愉しむコツ」について、インタビューさせていただきました。

さっそくですが、「英会話学習で大切なこと」についてKazuko先生のお考えをお聞かせください。

はい。英会話をしているとき、何を話したらいいか?どう先生に返そうか?と、つい真剣に考えてしまい、相手がいることを忘れてしまう瞬間はありませんか?
一般的なペーパーテストとは違い、相手がいることで成り立つのが「会話」であり、英会話学習のメインは、「会話」です。今回は、英会話学習における「会話」を愉しむコツをお伝えしたいと思います。

■Smile!笑顔で、ジェスチャーで、伝えてみましょう
・ノンバーバル・コミュニケーション(non-verbal communication)について

自分の気持ちを相手に伝えるのに必要なことの90%は、言語外だと言われています。

ジェスチャーや態度、表情そして、声のトーン、スピードなどあらゆる要素で多くのメッセージを伝えあっています。その約50%が顔の表情や態度・しぐさ(視覚情報)であると言われています。つまり、相手に理解してもらうことの半分は、見た目で伝わるということになります。そして、40%は、声のトーン・強弱(聴覚情報)、残りの10%ほどは、話すフレーズ・言葉の内容、意味(言語情報)です。

このような研究は昔からあり、気持ちを伝える90%は、言語を知らなくても既に伝わっているということなのです。

フレーズを覚えることや、単語を暗記することは、勿論大切なことですが、どういう表情で話すのか?、どういう姿勢で言うのか?、どんな動きを付けて、伝えるのか?が重要なポイントだと思います。私(先生)の生徒さんにも常々伝えていますが、そのヒントを得るために、大人の英会話倶楽部の沢山の先生方を真似るところからまず始めていただきたいと感じています。

先生方がどんな風に伝えているのか?ジェスチャーを交えているのか?に着目してみると、新たな発見が得られるということですね。

私自身(先生)、海外の方から、「日本の方は無表情で、何を考えているかわからない…」とよく相談を受けていました。笑顔が少なくて、怒っていると勘違いされることや、何か嫌な思いをさせてしまったのかな…?と不安に感じているといった悩みでした。
きっと日本人の方は一生懸命に真面目に、単語を考えているうちに、表情が固くなってしまったのだと思います。まずは、ノンバーバル・コミュニケーションのおよそ5割を占める、表情やジェスチャーを伝えることから始めてみると、もっともっと英会話が愉しくなると私(先生)は思います。

例えば、I’m doing great.の一言でも、笑顔とジェスチャーを加えて、大きく抑揚をつけて伝えてみることが大切だと思います。オンライン英会話は、先生のコミュニケーション術を学べる、とても素晴らしいツールです。相手がいない自宅でのテキスト学習では得られない学びが沢山あります。生徒さんには、この強みを存分に活かしていただきたいと思います。

単語が思い出せないときも、わからない!とジェスチャーしてみる。先生方の話もうん、うんと頷きながら、レッスンを受けてみる。大人の英会話倶楽部の先生方は、優しく丁寧にサポートしてくださるはずなので、安心して「会話」を愉しんでくださいね。

・~ ピーター・ドラッカー(経営学者)の言葉 ~

コミュニケーションで最も大切なことは、相手が語らない部分を聞くことである。 The most important thing in communication is to hear what isn’t being said.

ピーター・ドラッカーの名言に、言われてないことを感じ取ることや、言われてないことを伝えることがコミュニケーションで最も大切だとあります。耳に入った音だけを表面的になぞるだけでは、相手を理解したことにはならず、声にならない声を聞くことに真実があるということです。表情が固くなってしまったり、ジェスチャーなど動きが少ないことで、マイナスなメッセージを無意識のうちに伝えてしまっている可能性があります。

沢山の英単語を覚えることやフレーズを暗記することも大切ですが、何よりも重要なことは、「コミュニケーション」、意思の疎通を図ることだと私(先生)は思います。あなたを知りたいです!という気持ち、必ず伝わります。Smile♪笑顔だけで十分です。

 ■1文を短く伝えてみましょう

難しく、長い一文で伝えなきゃ!と焦ることはありませんか?
実際のネイティブの日常会話はとても短く、テンポよく話すことが多いです。アメリカのドラマや映画では、とてつもなく長いセリフもありますが、あくまでもドラマ・ストーリーとして必要な情報だからです。分かりやすく視聴者に伝えるために、情報が凝縮されています。日本の刑事ドラマのような長台詞で、「(延々と状況説明して)・・・・・君はいつもここにいるのか?」などと私達は会話しませんよね。ちょっと不自然です。
例えば、何か聞かれたとき、I don’t know. それは好きだなぁ!I like it!なぜ?Because・・・という具合に少しずつ少しずつ言いたいことを会話に合わせて伝えていけると良いと思います。ドラマのように、関係代名詞を用いて、長い一文にしなくてもOKです。なるべく長距離にしないで、短く、短くを意識して会話してみましょう。

英語学習を愉しみながら、続けていくコツはありますか?

■小さな一歩がモチベーションに繋がる

細く長く、英語に触れていくために、小さな一歩を大切にしていただきたいと思います。
思い出せる切っ掛けを身の回りに散りばめておけるとより良いですね。アラームの音楽を英語の曲にしてみたり、NHKラジオ英会話などテキストの電子版をパソコンのデスクトップに表示しておくこと、ドラマ鑑賞が趣味であれば、1つ海外ドラマにチャレンジしてみることなど、自分から英語を探しに行かなくても、どこか目に入る、思い出せるところに英語があると一歩が気軽に踏み出せると思います。

■興味がある何かと結び付けましょう

今は、YouTubeという無料で英語学習を愉しめるツールがありますよね。ぜひ興味のある何かと英語を結びつけて学びを進めてみてください。私(先生)はいつも、生徒さんに料理番組をオススメしたりしています。生地を捏ねるknead dough、混ぜるmixやstir、blendなど、独特な表現が学べるので、沢山の発見があるはずですよ。趣味と英語を結びつけて愉しみながら、学んでくださいね。

Kazuko先生が感じる、英語を学ぶ愉しさとは何でしょうか?

■英語を学ぶと世界が広がる

知っている言語が1つのときより、2つの方が、人を理解できる範囲が倍になり、言葉で気持ちを伝えあえる範囲も何倍にも広がります。「楽しい」という言葉は、fun、interesting、amusingなど、表現力がぐんと広がることが私(先生)は好きです。一言でいうと、世界が広く深くなります。
また、英語講師として、生徒さんたちをサポートしながら、成長を見守れることもとても嬉しいです。何かを学ぶことは嬉しいことであり、幸せなことだということを、生徒さんたちの表情や言葉から受け取れることが本当に私の喜びですね。

■事務局よりコメント
私達は、表情や声のトーン、そして姿勢など、言葉を用いずに相手に伝える「コミュニケーション術」を学ぶべきなのだろうと感じました。オンライン英会話は、その会話術を磨ける最高のツールです。30年のキャリアを持つKazuko先生は、英語の魅力を丁寧に、分かりやすく、指導してくださいます。愉しみながら英語を学びたい方は、ぜひKazuko先生にご相談くださいね。

★カリフォルニア大学在学時の実家:Tennessee州
私の(Kazuko先生)の大学時代に両親が住んでいた実家です。
私はカリフォルニアにいましたので、休暇になると遊びに行き、こののどかな雰囲気に癒されていました。夏の夕暮れには裏庭で蛍が飛び交い、20頭ほどの牛たちが小屋にのんびりと歩いて帰っていくのが見えるところです。

 

★30年前、Kazuko先生の高校卒業式:Michigan
ミシガン州の高校卒業式で、Kazuko先生とお父様との一枚。その頃はホイットニーヒューストンやマライヤキャリーなど歌手や女優さんのカーリーヘアーが流行っていて、パーマをかけていました♪

 

 

オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:
癒しを与える上品な雰囲気のkazuko先生のプロフィールはこちら↓
https://www.english-dialogclub.com/wte/prfdtlfrm/1802

★神奈川の自宅からの景色