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英会話を学ぶ上で大切な心掛けとは?


英語講師歴21年のあじゃ先生は、これまで大手英会話スクールや小・中学生向け英検専門校、企業での英会話研修など、入門・初級者の方を対象に学生・社会人・年配の方まで、幅広い指導経験。英語学習がより愉しくなる、あじゃ先生の「指導マジック」が魅力です。今回は「英会話を学ぶ上で大切な心掛けとは?」について、インタビューさせていただきました。

さっそくですが、あじゃ先生が思う「英会話を学ぶ上で大切な心掛けとは?」について教えてください。

はい。今回は、其々6つのトピックに分けて、英語学習者の皆さんへのアドバイスをご用意しました。

 

その6つは、「自分の意見を積極的に伝えてみよう」、「英語力を伸ばすために」、「学んだと勉強したは違う」、「何より基礎が大事」、「短く伝えてみよう」、「発音はリズムの意識を持つ」です。

■自分の意見を積極的に伝えてみよう

日本人の生徒さんは、間違えることをとっても恐れている印象があります。

英語学習で大切なのは、「自分の意思を伝える事」です。間違うことを恐れずに、積極的に自分の気持ちを伝えてみてください。

友人と食事に出掛けるとします。
「イタリアンか中華どちらがいい?」と聞かれた場合、▲「どちらでもいいよ」ではなく、◎「私はイタリアンがいいと思うけど、あなたはどう思う?」と自分の意見を伝えてみてください。
→相手も「私もイタリアン、久々だし、OK」。お互いの意思を伝えあえる、会話になりますよね。「どちらでもいいよ」だと、「行きたくないのかな?聞かなければよかった?」になってしまいます。

英語学習における上達のコツは、積極性ですよ。

そうですね。日本人の丁寧さ・奥ゆかしさが壁になっている面はあります。英語でのコミュニケーション(英会話)を学ぶ上で意識して[意思を伝えあうこと]は大切だと思います。

間違った文法でも構いません。自分で考えてみる。自分で発信してみる。オンライン英会話は、自分の間違いをすぐに正してくれる最高の学習法とも言えます。まずは受け身の姿勢から少し脱却する意識を持ってみましょう。

■英語力を伸ばすために

少し積極性が芽生えたところで、英語力を確実に伸ばすにはどうすればいいか?

当然、私たちの話す日本語と同じくらい「時間」は必要ですよね。そのためには「オンライン英会話+何をするか?」を考えてみましょう。

例えば、先生からのフィードバックを「復習」すること。絵本などを「多読」すること。読書や日頃おきた事柄などをオンライン英会話の先生に話してみる。など。

身近なできることからインプットを増やしていく、そして大切なことは、そのインプットしたものがアウトプットできているか?です。

 

「(このインプット)いつかは活かせるだろう」・・確かにそうですが、前回学んだことや、読書や日頃おきた事柄などをオンライン英会話で話してみる。その方が、インプットしたものを自然な形でアウトプットできますよね。

日本人の先生で慣れてきたら、外国人の先生のレッスンにトライしてみる、などもいいですね。「いつかは海外の方と」を目指して、少しずつ、アウトプットする相手の幅も広げていきましょう。

■「学んだ」と「勉強した」は違う

なぜインプット・アウトプットのバランスが大切かと言いますと、「学んだ」と「勉強した」は全く違うものだからです。

例えば、オンライン英会話をし、テキストも沢山こなしている→「勉強している」状態になり、一方で、オンライン英会話で学んだことを復習し、次のレッスンで先生に纏めを伝えてみる→「学んでいる」状態となります。

1日何度でも好きな時間に取り組める[オンライン英会話]や、スキマ時間に取り組む[自宅学習]をどう自分のモノにしていくかは、工夫やコツが必要です。

学んでいるはずなのに言葉としてスムーズに出ない理由の一つに、[インプット・アウトプットのアンバランスさ]が挙げられると思います。

勉強したことは勢いよく忘れても行きます。(たとえば、オンライン英会話で話すなど)学ぶことで身に着ける。早め早めに、定着させることが秘訣ですね。

自宅学習でもオンライン英会話レッスンでも、inputが多くなりがち。インプット1に対してアウトプットは2~3倍くらい、間違えて間違えて、覚えていく意識でやりましょう。

 

■何より「基礎」が大事

皆さん日本語は流暢に話せますよね。加えて「勉強する力」がある。ですから、どんどん先へ先へ進んでしまいます。

いきなり上級レベルにステップUpする。難しい表現を使ってみる。ハイレベルな日本語と同じレベル位置で英語を勉強しよう、使えるようにしようとします。

一度立ち止まってみましょう。

何よりも基礎が大事です。しっかりと基本をおさえましょう。

日本語が大人であるなら、英会話は小学1年生くらいと捉えてみましょう。

それくらいで十分です。小学1年生くらいの英会話力があれば、十分にコミュニケーションできますよね。子供たちは(自分たちの語彙や表現力で)躊躇なく愉しく話しています。

関係代名詞や分詞構文・・を知っていたから英会話が流ちょうになるというわけではありません。

まずは、平易な語彙や表現方法で自然に聞ける・話せるように。そのあとで、そのプロセスで、多様な表現も自然に身に着けていきましょう。

簡単なことをすぐに言葉にできないのは、基礎の部分が不安定になっているからです。

私たちもいきなり[大人の日本語]が話せるようになったわけでもなく、長い期間を経て少しずつ日本語会話力を身に着けてきました。

■短く伝えてみよう

英語と日本語は、同じレベル位置で考えてみると学習しやすいですよ。

まずは、日本語力をぐっと小1レベルまで下げてみましょう。例えば、「昨日友達と原宿に行って、ペンを買ったんだけど凄く高かったんだ」という長い一文を細かく切ってみると、

「昨日原宿に行った」、「友達と行ったよ」、「このペン買ったよ」、「凄く高かった」と、なりますよね。これなら、つまずくことなく話せると思いませんか?

■発音はリズムの意識を持つ

英語を短く伝えられても聞き取り[リスニング]が難しいという方もいますよね。

私たちがなぜ英語の発音に苦労するのか?それは音を知らないからです。難しい日本語(漢字)が登場したとき、出会ったことがなければ理解できませんよね?つまり、自分で言えるようになって初めて「音」を聞き取れるようになります。そのためにも、沢山の量に触れる読む[リーディング]学習がとてもお薦めです。

ここで気をつけてほしいポイントがあります。

声に出して読みましょう。

私たちは自然に「、」で間を作ります。日本語を話すリズムに慣れていることが、英語のリズムが乱れる要因になっています。ですから、なるべく途切れないようにリズムよく発話してみましょう。I、live、in、Tokyo.ではなく、IliveinTokyo.という風に繋げます。ネイティブの音源を聞きながら、同じように真似をするところから始めてみてください。

メトロノームのように、one、two、ですよ。リズムの意識を持つと英語の発音が掴めます。つまり、リスニングの強化に繋がります。

■事務局よりコメント

英語学習は、インプット・アウトプット量を増やす「積極性」が重要です。まずは、間違いを恐れずにチャレンジする気持ちを持つこと。基礎である土台部分がきちんと定着しているか、今一度確認してみましょう。あじゃ先生は、アウトプットしていく方法の1つとして、[日本人講師]と[海外講師]の組み合わせ学習が自発性を身に付けるためにも効果的だと言います。繰り返し試行錯誤しながら、確かな「学び」に繋げていくことが何より大切だと思います。

オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:「笑顔」の絶えない愉しいレッスンを提供する あじゃ先生のプロフィールはこちら↓

https://www.english-dialogclub.com/wte/prfdtlfrm/1106