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短期間でTOEIC・英検®のスコアUPする方法<初中級・中級編>


今回はTOEIC600点以上を目指す方、英検2級・準1級の合格を目指す方へのアドバイスです。

TOEIC・英検にも共通して言えることですが、まずは「単語力を上げる」ことが肝心です。

公式問題集や過去問は、単語力をつけてからで構いません。なぜかと言いますと、TOEICでは、Part5は特に単語力が試されます。

Part6・7やリスニングに関しても、聞き取れる・理解できる単語が増えることでスコアUPに確実に繋がっていきます。英検では、大問1の語彙問題の正答率がUPすること。長文やリスニング、作文に関しても正解を導くために必要な力です。

スコアUPに直結する単語力を上げる方法は何でしょうか?

 はい。試験対策という意味では、端的に[キクタン]や[金のフレーズ]シリーズなど1冊ご自身のレベルに合った単語帳をやり切ってみましょう。

[単語]だけを暗記するのはストイックですし、一つの語彙が多様なニュアンスを持っていますので、例文を読み聞き、音源を音読し、使用シーンをイメージしながら覚えていく方法がお薦めです。それによって、同時に文法や読解の基礎力も培われていきます。小テストなどをしながら身に付いたことを確認しながら取り組んでみましょう。

かならず、確実に忘れていくので、1冊一気に読破ではなく、[週単位で100単語、数回」など、繰り返しを積み重ねていくのがいいですね。

使いこなせるレベルになるまで身に着けるのは容易ではありませんが、TOEIC600点台などが目標であれば、文脈から概ね設問の意図を把握できる感覚までは、短期間(数か月)で到達できます。

オンライン英会話レッスンでは、語彙力チェックはどのように行いますか?

生徒さんが覚えた単語の中からランダムに20単語ほどピックアップしてオリジナルミニテストを行うなどをしています。生徒さんは、より集中して取り組めますし、記憶が強化されます。定着しているかを確かめながら学習を進めていくことが大切です。もちろん、ご自宅で取り組んでいただいても構いませんし、他の先生方に希望をリクエストしてみると良いと思います。

スコアUPのために必要なのは、「想起時間」ということですね。先生方のアドバイスや励ましは、短期間での勝負となれば欠かせないと思います。

必須の単語力まで引き上げたあとは、次のステップに取り掛かります。得意分野・苦手分野をクリアにするために、一度時間を計って、TOEICの「公式問題集」、英検の「過去問」を解いてみてください。

概ね、自分のスコア、得意・不得意分野を把握しておくことが大切です。

TOEIC600点、英検2級・準1級レベルの目標設定の方ですと、得意分野を徹底的に伸ばしたほうが短期間でスコアUPを目指せます。 

苦手分野への取り組みは、TOEIC800以上を目指す上級者でOKということですね。得意分野を伸ばす方法の具体例を教えてください。

TOEICあれば、リスニングが得意なのか、リーディングが得意なのかでざっくり分けます。

リーディングが得意な方は、もっともスコアが伸びやすいPart5(文法・語彙)がポイントになると思います。設問傾向がとても類似していて、それは、そのあとのPart6, Part7でも頻出しています。短文での文法力・読解力は長文読解の基礎力になりますし、オンラインレッスンでも、短時間で効率よくポイントを学べる、指導できる利点もあります。

リスニングが得意な方であれば、英文を見ながらシャドーイング、更には見ないでシャドーイングにもチャレンジしていただきます。

TOEIC600点以上、英検2級・準1級目標の方は、英語の基礎力は概ねOKの段階なので、読めば(語彙や文型で曖昧な部分はあっても)概ね、理解できるのではないでしょうか?

それでも、聞き取るのは最初は容易ではないです。

TOEICや英検のリスニングスピードをどれだけ捉えられるか!ですので、[精聴]の練習をしていきましょう。

誰が誰に何時何したか?などを聞き取れているかが問われる設問が多いですよね・・I’ve, I’ll, i’d・・時制のキャッチがあいまいだと、ストーリーを掴むのが難しくなります。

講師の発話を、(もちろん、Youtubeや様々な学習音源教材でも)、[精聴]して、復唱する(シャドーイング)やディクテーション(文字おこし)などは、とても効果的です

英検の場合は、単語力をつけて、もっとも点数が取りやすい大問1から取り組んでいただくことをおすすめします。

私自身も、英検準1級は、全体的な学習方法から単語力強化に集中した結果、合格することができました。

オンライン英会話は、シャドーイングの練習にも有効ですし、一人では難しい英検の作文や面接の練習には、特に効果を発揮します。

先生の発話を直ぐに復唱する。。間違っていれば、言い直してもらえますし、聞き取れなかったところを確認する習慣をレッスンでも取り入れてみてください。

短期間のスコアUPには、オンライン英会話を効果的に活用して自宅学習に役立てていただきたいと思っています。

作文の添削や面接の練習は何度も繰り返し練習し、慣れる必要があります。試験となると、つい緊張から焦ることもあると思います。乗り切るコツなどはありますか?

そうですね。例えばTOEICであれば、Part3は2人または3人の人物による会話に参加するイメージを持つこと。Part4であれば、アナウンスやナレーションをご自身が行うイメージを持つこと。ミーティングや店員さん同士の会話など自分ごとのように聞いてみましょう。Part6、7であれば、実際に仕事でこのメールを受け取ったようなイメージを持つこと。

情景をイメージすること。

記録力テスト的な側面もあって、メモもできませんので、聞き取れてたはずが回答時に忘れてしまうことも起こりがち。情景を鮮明に映像としてイメージしておく練習も効果的です。「ジェミー、さすが上司!、BOB、またしでかしたのか」とか。自分ごとのように捉えて取り組むことで集中力がUPします。

英検に関しても同様のイメージを持ってください。また、英検の場合はリーディングの先読みをして、メモを残すと効率よく問題を解いていけますし、正答率も上がります。

そういったイメージを持つための予備知識として、TOEICあるあるを理解しておくと良いと思います。「飛行機は遅れる」や「品物が返品される」、「日程通り仕事が進まない」、「基本的に登場人物は怒らない」など何かとトラブルに見舞われながらも解決へ導いていくシーンが多いです。

問題傾向を事前に把握しておくも短期間でUPするためには必要ですね。少しでも高いスコアの獲得を目指すためにここは注意しましょう!というポイントはありますか?

 TOEICであれば、「固有名詞」にも着目して問題を解いてみてください。TOEICでは、その場にいないはずの登場人物や会社名がいきなり現れたりします。重要な場面に固有名詞が出てくることが多いので、TOEICらしい隠された答えに気付くことができるはずです。

英検ですと、長文を読むときのポイントとして、「However」のあとに重要な内容が隠されていることが多いですね。この次のこと、聞かれるなって分かってきます。