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英語の発音をよくする方法:カタカナ表記を捨て「フォニックス」で音の法則を学ぶ


英語の発音をよくしたいという願望は、英会話学習の大きな動機です。しかし、多くの日本人が避けて通れない課題が、**「カタカナ発音の癖」**です。この記事では、カタカナで書くという非効率な方法を避け、私たちが実際に発音を改善できた6つのステップをご紹介します。発音は「無理だ」と諦めず、興味と反復練習で必ず改善できます。

矯正の基礎戦略:音の法則とリズムを身体に刷り込む

英語の発音をよくするための一番最初に必要なことは、英語のリズムに興味を持つことです。日本語のアクセントのまま英語を話すと、どうしてもフラットになってしまい、伝わりにくくなります。

戦略1:フォニックスで「音の法則」を学ぶ

日本の学校で習う「Aはエー、Bはビー」とは異なり、英語圏の子供たちがまず英語を話すときにすることは、フォニックス(Phonics)です。Aは「ア」、Bは「ブ」、Cは「ク」のような、音声学(フォニックス)の音の法則を学ぶことで、それがより発声にリンクし、自然な発音になっていきます。恥ずかしがらずに、大袈裟に発声してみることが大切です。

戦略2:アクセントと「音の繋がり(リンキング)」を意識する

英語のアクセントは、単語のアクセントと文のアクセントに分けられます。文のアクセントが英語のリズムを作るので、音読のときに文の途中で切ってしまったり、一つの単語にしても間違ったところにアクセントをつけるとおかしくなってしまいます。さらに、単語と単語をくっつけるリンキング(音の繋がり)が起きることで、聞き慣れた単語も一気にわからなくなってしまいます。

戦略3:シャドーイングと反復練習をセットにする

真似して重ねて言ってみるシャドーイングは、発音をよくする上で非常に重要です。上手な人の発音を真似て、何度も何度も言ってみる反復練習がとても大事です。聞いている英語と自分の声がばっちり重なったとき、その時の達成感をぜひ味わってください。

カタカナ矯正あるある:見た目の文字に騙される

「好きな歌手のCDを聴くと、歌詞カードに書いてある英語と、実際に流れてくる音が全然違う!そこで、聞こえた音を無理にカタカナで書いてしまう。」

書かれている単語と聞こえてくる音の違い、そのギャップを認識していくことで、よりキレイな発音に近づけます。ただし、カタカナで書くのは、英語本来の音を忘れる原因になりますので、音源を聴きながら、真似て発声することに集中しましょう。

日本人講師の活用:発音の「設計図」を学ぶ

発音記号やフォニックスは、発音が良くなる方法ではありませんが、音の法則を知ることは「理論」として重要です。日本人講師とのレッスンは、この理論と実践のギャップを埋めるのに最適です。

活用法1:正しい音を「個別」に修正してもらう

自分では近い、正しいと思っている英語発音も、必ずどこかで間違っているものです。オンライン英会話で、先生が「今の音でOK」と言われたら「ああ、できているんだ」と安心できます。指摘してもらいながら調整していくことが、発音の完成度を高める一番の近道です。

活用法2:歌や映画で「愉しみ」ながら練習する

歌が好きな生徒さんとは、一緒に英語の歌にチャレンジしています。歌を通して発音練習ができ、独特の英語のリズムを歌とともに身につけていけます。歌だけではなく、よくみている映画やその台本、好きな著名人のスピーチなど、ご自身が好きな何かを真似てみることで、学習は継続しやすくなります。

講師からのメッセージ:発音ばかりを突き詰めない

「発音はある程度の年齢になってからだと無理だ」と諦めている方が多いですが、発音は無理だから文法をがんばろう、と切り捨てる必要は全くありません。発音が良くても、結局は英会話ができないと意味がないのです。発音ばかりを突き詰めてしまっても、会話をする時間を取らないと本末転倒です。バランスを意識しながら、愉しく練習を続けましょう。

発音矯正とフォニックスに関する疑問(FAQ)

Q1. 発音記号よりもフォニックスを学んだ方が効果的だと聞きましたが、本当ですか?
はい、フォニックスは発音記号を読めることよりも、音の法則を知るという点で「理にかなっています」。特に初級者の方には、Aは「ア」、Bは「ブ」といった音の法則を学ぶことで、それが発声にリンクし、自然な発音になりやすいというメリットがあります。
Q2. シャドーイングはどのように行えば、発音が良くなりますか?
上手な人を真似て何度も何度も言ってみる反復練習が大切です。聞いている英語と自分の声がばっちり重なったときに気持ち良さを感じると、それがモチベーションになります。**聞いている音と自分の声がずれていないか**を意識しながら練習しましょう。
Q3. 発音練習を習慣化するコツはありますか?
「興味を持つこと」に尽きます。好きな歌手の歌や、よく見ている映画の台本など、ご自身が好きな何かを真似てみてください。また、毎日5分だけでも練習し、オンライン英会話で発音をチェックしてもらうというサイクルを継続しましょう。

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