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初心者におすすめの英文法勉強法:会話に活かせる「中学英語」マスター戦略とバランス学習


英会話力の上達には、英文法や語彙といったインプットと、話す・聞くというアウトプットのバランスが大切です。しかし、多くの初級者が、基礎である英文法の学習方法を間違え、遠回りをしてしまいがちです。なぜなら、英文法は「知識」として捉えられやすく、**「英語という身体能力」の土台**であるという認識が薄いからです。

この記事では、大人のやり直し学習として、**中学英語**を**「会話に活かせるようになる」**ことを最重要ポイントとし、効率よく基礎を固めるための具体的な学習戦略をご紹介します。

土台固め:中学英文法を会話に直結させる戦略

大人の英会話倶楽部のオンラインレッスンでは、まず「中学校で習った英語」を復習しなおすことをお勧めしています。当時とは意識も目的も違い、今回は「英会話の上達のため分かっておいた方がいいな」という意識での復習です。

戦略1:参考書ではなく「薄い問題集」を選ぶ

ご自身で勉強される際、参考書ではなく問題集がよいでしょう。ただ読むだけの参考書ですと文法説明が流れていってしまい、記憶に残りません。問題集は、以下の3点に気をつけて選んでみてください。

  • 薄いもの、簡単なもの: 文法ばかりやっていくのは辛いので、ご自身で気持ちよくできる量を自宅学習としてやってみましょう。
  • 解説が多くないもの: 疑問に思ったときは、自分で調べていく方が記憶に残りますし、定着度も増します。

戦略2:「瞬間英作文」で文法を身体に覚え込ませる

英文法の説明だけでは頭に入っていかないですし、飽きてしまいます。ここで役立つのが、瞬間英作文です。日本語から英文にする練習によって、文法やフレーズがより瞬間的に頭に浮かんでくるようになります。

例えば、「今このパソコン使っている?」という簡単な文も、「今」なので現在進行形というシンプルな文ですが、すぐに答えるとなると色々考えてしまいます。瞬間英作文によって、基本文型の単語を入れ替えることで応用範囲が広がっていくのです。

英文法学習あるある:完璧主義の落とし穴

「中学3年間で単元ごとに学んだ英文法を、すべて最初から完璧に学ぼうとして、途中で嫌になってしまった。」

全ての英文法があいまいな感じでは、捉えどころがなく、前に進んでいる感じがしません。簡単なこと、今まで(中学高校で)やった順番で思い出しやすい部分から、比較的短い期間で学びなおしてみましょう。今、この知識が英会話で活かせるという意識が、学習を楽しくさせます。

バランス学習:オンライン英会話で「筋トレ」の成果を試す

英文法をコツコツお一人で勉強することは嫌になりやすいものです。英語が身体能力である以上、自転車の乗り方の本をいくら読んでも乗れるようにならないのと同様に、実際アウトプットしてみることが大切です。

活用法1:日本人講師と「アウトプット体験」を加える

ご自宅で一人で勉強したことを、オンラインレッスンで英会話に活用してみたり、わからないことは先生に質問してみたりしましょう。特に日本人講師は、文法的な理屈を理解しやすいよう指導します。

「inputしたことをoutputする」ことで、「だからこうなんだ!」と納得され、別の場所で使うときに迷わないでお話しできる範囲が増えていきます。この積み重ねが大切です。

活用法2:基本文型の単語を入れ替える練習

多くの会話の基本となる短い基本フレーズ(例: I’m here! / Where are you?)の文法理解を終えたら、それらを応用して、身近なことで英文化する・声に出す練習の積み重ねで、使える文法パターンを増やしていきましょう。分かる範囲(話せる範囲)が増えていくことが、まさに上達の実感です。

中級へのステップ:問題集を「弱点把握」に使う

もう中学の基礎文法が一通りわかっている方は、TOEICや英検などの問題集を解くのも良いでしょう。ただ問題を解くだけでなく、解説をしっかり読み込み、そこで自分の弱点だったり知らなかったりすることを埋め込んでいくことで、中級者以上の方の弱点把握に役立ちます。

講師からのメッセージ

英文法をコツコツお一人で勉強することは嫌になりやすいので、できるだけ簡単な問題集を選び、続けることが一番です。そのサポートはいたしますので、一緒に勉強頑張っていきましょう。

当倶楽部は、非常に安心感のある講師が在籍していますので、あなたの学習プロセスに寄り添い、適切にサポートいたします。

初心者の英文法学習に関する疑問(FAQ)

Q1. 中学英文法の復習に、分厚い参考書と問題集のどちらを選ぶべきですか?
薄くて簡単な問題集を選びましょう。ただ読むだけの参考書は知識が流れがちです。問題集を解くことで、学習がアウトプットに繋がり、定着します。文法学習は嫌になりやすい「筋トレ」ですので、ご自身で気持ちよくできる量から始めることが大切です。
Q2. 瞬間英作文は、文法学習のどの段階で取り入れるべきですか?
中学英文法を復習する初期段階から取り入れるのが効果的です。瞬間英作文は、頭の中で日本語を英語の「配置」に組み替え、文法やフレーズがより瞬間的に浮かぶようにする訓練です。これにより、文法を「会話で活かせる力」に変えることができます。
Q3. 独学でわからないことがあったら、すぐに自分で調べるべきでしょうか?
自分で調べることは大切ですが、学習のサポートとしてオンラインレッスンを活用しましょう。自分で調べた疑問点を日本人講師に質問することで、「だからこうなんだ!」と納得が深まり、その知識がより長く記憶に定着します。

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