初級英文法

初めてのフリートークは準備で決まる:初心者が「聴き役」で終わらないための3つの秘訣


オンライン英会話でのフリートークは、自由度の高さから「難しい」「自分にはできない」と苦手意識を持つ初級者の方が多いものです。しかし、「成長する」「学ぶ」という観点から見ると、フリートークの効果は非常に大きく、上級者になるためには避けて通れない訓練の場です。

私たちは、**海外旅行でも日常会話でも、お互いに分かりあう工夫をすることは自然なこと**であり、難しく考えすぎる必要はないと考えています。この記事では、フリートークを苦手意識なく上達に活かすために、**初心者がレッスン前に必ず行うべき3つの準備**と心構えを解説します。

フリートークが難しい理由:会話を支える4つの力

フリートークが難しいのは、単に英語力だけの問題ではありません。日本語で自由に話をする場合と同様に、即座に英語で対応するためには、以下の能力が必要です。

  • **瞬発力**(返答の仕方やスピード感)
  • **反応力**(適切なリアクションの仕方)
  • **把握力**(内容理解と独自の視点での会話)
  • **論理力**(話題を分かりやすく展開する力)

これらをレッスンの場でいきなり鍛えるのは困難です。しかし、**日常的に「話すネタ」を準備する習慣**をつけておけば、これらの能力をレッスンで効果的に鍛えることができます。

秘訣1:フリートークを「聴く訓練」で終わらせない準備

初心者がフリートークで陥りがちなのは、講師の質問に答えるだけの**「聴き役」**になってしまうことです。限られたレッスン時間を有効活用するため、発信側になるための準備が肝要です。

準備①:話す「ネタ」(話題)と「意見」を決めておく

フリートークで話すネタ(話題)を事前に決めておきましょう。鉄板の話題としては、**今日の出来事、休日の予定、見た映画やドラマ、日本の文化**などがお勧めです。話題を決めたら、**その話題に対する自分の感想や意見**を日本語で構わないので簡単に組み立てておくと、会話が深まりやすくなります。

準備②:想定フレーズを予習し、講師に課題を伝える

決めた話題で「よく使うであろう単語やフレーズ」を事前に調べておきましょう。レッスンの途中で単語を調べて中断する回数を減らすことができます。さらに、講師に**「今日はこの話題で、特に『過去形』を使う練習をしたい」**など、自分の課題を事前に伝えておくと、フィードバックの正確性が増し、集中してスキルアップに取り組めます。

秘訣2:「フリートークあるある」を乗り越える

フリートークには、初心者だからこそ抱える心理的な障壁があります。これらの「あるある」を知ることで、心の準備がしやすくなります。

フリートークあるある:緊張とネタ切れ

  • **緊張で頭が真っ白:** 目の前に親しくない外国人講師がいると、知っているはずの過去形すら出てこない。
  • **会話がすぐに終焉:** 講師の質問に一言で答えてしまい、話が広がらないまま沈黙が訪れる。
  • **講師への遠慮:** 講師のペースに合わせてしまい、自分の意見を言う機会を逃してしまう。

乗り越え方:日本語サポートと継続レッスンを組み合わせる

英語を話すと緊張してしまう方は、まず教材を使ったレッスンで、**外国人講師と話すこと自体に慣れる**ことが大切です。また、当倶楽部には**日本人講師**や**日本語ができる講師**が在籍していますので、まずは彼らとのレッスンで、**日本語で質問ができる安心感**のもと、フリートークの構成や苦手な文法を相談するのも有効です。

オンライン英会話とフリートークの効果的な組み合わせ

フリートークの真のメリットは、**「言いたいのにうまく表現できなかった」という部分が強く記憶に残る**ことです。この気づきを次の学習につなげるサイクルが上達の鍵となります。

活用法:フィードバックを必ずメモし、反復する

レッスン中に講師からフィードバックをもらったら、そこで終わらせてはいけません。講師の指摘箇所は、あなたが今後も間違える可能性があるウィークポイントです。必ずメモに残し、**次回のレッスンまでの間に反復練習**を行いましょう。

大人の英会話倶楽部の継続サポート

フリートークでの上達には、**同じ先生との継続レッスン**が最も効果的です。当倶楽部は、**14回先まで予約可能**なため、少数特定の講師との継続学習が容易です。先生はあなたの過去の課題を把握した上でレッスンを進めるため、マンネリ化を防ぎ、常に成長を実感できる指導を提供します。

フリートークの準備と上達に関する疑問(FAQ)

Q1. フリートークの準備はどれくらいの時間をかけるべきですか?
フリートークでは、**完璧な文章を作るよりも「自分の意見を伝える」ことに集中する**ための準備が必要です。話すネタ(話題)を事前に決めて、その話題で使うであろう**核となる単語やフレーズ**を予習するだけで十分です。時間をかけすぎず、**「会話のきっかけ」**を作ることに重点を置きましょう。
Q2. 講師からの質問に一言で答えてしまい、会話がすぐに途切れてしまいます。
これは、会話の**瞬発力と論理力**が不足しているサインです。解決策は、質問に対する回答に続けて**「自分の感想や意見」**を一文足す練習をすることです(例:「Yes, it was good. *But I prefer the old one.*」)。また、講師に**日本の文化や時事ネタ**を質問し返すことで、会話の主導権を少し取り戻せます。
Q3. フリートークでも文法や発音をしっかり直してもらえますか?
はい、可能です。レッスン前に、講師へ**「I want you to check my grammar mistakes constantly today, especially past tense.」**(今日は文法の間違いを絶えずチェックしてほしい、特に過去形を)と具体的に伝えてください。講師はあなたの課題に集中してフィードバックを提供してくれます。

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