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日本人の英会話講師:Ayaka先生にインタビュー


高等英語教師三年、現在はベルギーでフランス語を勉強中。国によって異なる英語の間違い方・英語学習のコツなど、Ayaka先生へのインタビューです。

今現在ベルギーにお住まいということで、行かれたきっかけは?

最初に、
ドイツ語を学ぶためにドイツに留学して、そこで出会った彼がベルギーの人でした。
彼は親の仕事でドイツに来て、7年間、ドイツに住んでいました。
婚約して、彼がベルギーの大学院に行くことなり、私も一緒にベルギーに。そういう経緯になります。

オンライン英会話講師以外のお仕事はされていますか?

実は、まだVISAの関係で労働許可がないのです。

ベルギーでのVISA取得は大変ですか?

今、婚約ビザなので、次は結婚の本格的なビザを申請しなければならなくて結構手続きが大変です。申請手続きは好きではないですが、留学ビザの取得時も申請代行会社などには頼まず自分で手続きしました。これも良い経験と思って自分で頑張ってやっています。

留学、労働、結婚、それぞれビザの種類で大変なのはどれですか?

国にもよると思いますが、結婚ビザですね。ヨーロッパは移民が多いので、本当は婚姻関係ではないにもかかわらず・・というようなケースがあってはいけないので。

では早速質問のほうに移りたいと思います。

Q1:わたしの英会話習得法(過去・現在)

小学生の頃から某英会話教室には通っていました。
中学入学の時は若干、英語に抵抗感がないかなと言うくらいで、中・高時代の英語の成績も「普通」でした。ちょっと良いくらい。
本格的な英語の勉強は大学1年の頃、塾のバイトと家庭教師のバイトを始めました際です。
簡単なことでも教えていたら「あれー?10 (私が)分かって、やっと1 教えられるくらいだな」と。
「10くらいを自分で学んで、ようやく1を他の人に教えられる」という感覚が分かってからですね、しっかり学ばないといけないと思い本格的に学びだしたのは。
今も勿論いろいろな生徒さんがいるので、今でも教えることが一番の勉強になっています。

そのバイトは長くされていたのですか?

はい、バイトも長くやっていて、その後、県立高校で英語講師として就職しました。ただ、その時も英会話を流ちょうに話せはしなかったです。

英語教師1年目の時に、ALTの先生がたまたま同じ世代のアメリカ人の女の先生でした。私自身、英語の教師として十分に喋れないのは恥ずかしくて・・・(ほかにも全然しゃべれない年配の英語先生もいましたが・・)。

毎日、そのアメリカ人の彼女の机の横に座って、他愛もないことを話したり、取り留めもない質問をしてみたりだとか・・とにかく話す練習を、そして、色々なことを教えてもらっていました。
ただ同時に、英語教員としてこんなにもしゃべれないのはどうなんだろう?とも思っていました。そして、1年働いたあとに留学しました。

学生時代ではなく、一度社会に出てから留学されたのですね。

そうです、カナダ(バンクーバー)は学生時代ですが、教員時代は自分でお金を貯めていつか行こうというのが目標でした。
半年くらいアメリカの語学学校へ行きました。
会話の上達はその時ですね。

その時はたくさん勉強できましたか?

そうですね、地味なことも沢山しました。単語なども・・机に向かって。やめたことはなかったですね、ずっと勉強はし続けていいました。

どんなツールを活用しましたか?

映画を見て学んだという方多いですよね。でも最初から(映画での会話が)分からなかったんです(笑)
映画は自分に話しかけてくれないから、私には難しかったです。
ですので、私は自分よりも英語できる人を探して話しかける。現地のアメリカ人がベストですが、学校の中だったら自分よりも英語ができる人。

それはものすごい勇気ですよね、チャレンジャーです。

そうですね、せっかくお金払ってきているのに勿体なくて。チャンスには恵まれていたと思います。その後、帰国して、また学校(英語教師)に戻りました。

アメリカに行く前と行った後、ご自身の感触はどうでしたか?

やはり「自信」が大事ですね。
ただ、帰ってきてから3年生に受験勉強を教えることになり、会話よりも、今度は文法や読解を教える比重が大きくなりました。

教えるために学びなおし、結果的にバランスが良くなり、
帰ってきてからの1年くらいが一番自分で伸びたと実感できた時期でした。

ベルギーは何語ですか?

ベルギーは、オランダ語、フランス語と、(少ないですが)ドイツ語の3言語を使います。
英語は日本人よりも皆さん喋れて、例えば、ベルギー内のオランダ語圏とフランス語圏の人が話すときにはcompromise(妥協)するんです。どっちかの言語を話すのではなくて、妥協して英語で話す。お互い平等に会話するために英語を選択します。

旦那さまとは何語ですか?

英語です。日本語も彼に教えていて、かなり日本語でも話かけてはいますが、やはり基本は英語になります。

今は英語以外、フランス語を勉強しているのですよね?

はい、今はフランス語の学校に通っています。
ビザがない、働けないうちにフランス語を習得したいなぁと思っています。

英語とフランス語・・こんがらがったりしませんか?

難しいのですが、ドイツ語もやっていたので3カ国語目はそこまで抵抗はないです。
フランス語で、あたらしいルールに出くわした際には、「ドイツ語のあれかー」とか「英語でのアレかー」という風に、二つを組み合わせると理解が早くなります。多言語を学んできた知識が新しい言語を学ぶ際に補いあっている形です。
フランス語を勉強していると、本当に英語を知っていてよかったなと思います。ドイツ語を勉強していたときも、これ英語知らなかったらできなかったなと思うこともありました。

フランス語を勉強しながら「なんだ英語簡単だ!」と感じます。生徒さんに説明する時も、(フランス語の説明はあえてはしませんが)、「英語はこうなので簡単ですよ」という感じになるんです。

Q2:どんな生徒さんが多いですか?

どのような課題や悩み・希望を持っている方が多いですか?

圧倒的に多いのはビジネスマンの方です。
お子さんだと明確な目標を持っていて生徒さんが多いです。英検を何月に受けますとか、英検の2次、面接の対策だったり。小学校低学年から高校生くらいまでです。

Q3:Q2に対して、どのようなレッスンを行っていますか?

小学生の生徒さんの英検対策レッスンはどのようなものですか?

最初にちょっとレベルや状況確認も兼ねてお話しもしますが、主に英検についてです。
宿題を出して欲しい生徒さんには出します。小さいお子さんだと試験の目標が決まっている方が多くて、”何月までお願いします。週1回以上数回、夏季講習のような形で短期集中で英検受験日に合わせて”。など、ゴール向けて具体的に進めていきます。
レッスンで使っているテキストは過去問題集です。過去問が最強ですね、実際に出題された問題ですので。

ビジネスマンの方のレッスンはどうですか?

結構レベルの高い生徒さんが多いです。英語がうまい生徒さん多いです。会話がメインで、あとは文法。

ビジネスマンの方には一歩踏み込んだ指導をしています。

「伝わるんですが、それ少し間違えていますよ」というのを教えます。初心者の方でも、上級者の方でも、つまずくポイントが一緒なんですね。

どんなところがつまずきポイントですか?

日本人が間違えがちな事例としては、
一つは、Today is~ という文です。よく間違えます。
日本語だと「今日は晴れです。」とよく言いますね。Today is sunny. とか。上級者の方でも間違います。正:It is sunny today.

あとは、「今週は忙しかったです。」という文。
This week was busy. 日本語で考えていると言ってしまうんですね、でも正しくは I was busy this week.じゃないですか。すごく英語ができる人も、この間違いは多いです。

ほかにも、My friend〜.そもそもなぜMyがつくのか?とか。This is my friend. は良いですが、「my」は「the」に似ていて自分に限られたものにしかつかないですよね。
My fatherとかMy bodyとか自分のもの、限られたものにはmyがつきます。ですので、my friendというと[友達が限られてしまう]ニュアンスなんです。

I went shopping with my friend.とかの文も少し変ですよね。正しくは、I went shopping with a friend.です。
one of my friends もしくは a friend of mine にするかはよいのですが、a friendだけでいいのに、my friendにしたりする。分かるのですが、上級者の方にはそういうところを突っ込んでいきます。

このことについて生徒さん、どんな反応ですか?

結構皆さん、「えーそうなんですか。知らなかった。学校ではそんな風に習ってないです」と。「そうですね、習わないですよね」。
大人ですので理屈を知ると意外と間違わないですね。もちろん、理屈を知らなくてもできていることも沢山あるのですが、

例えば、「by 乗り物」by train, by car, by bike. これらにはaつけないですよね。
冠詞が抜ける人も多いです。単数、複数と。日本語にないものなので。
でもby carなんかは付けなくても良いじゃないですか。あえて「冠詞抜けていますよ」と指摘すると、by my carだったり、by a carという人もいるんですね。
では「何故必要ないのか?」。少し説明すると、もう間違わないですね。初心者でも上級者でもやはり同じところは間違いますね。
それは日本語の特性から来る問題だと思います。

ベルギー人にもありますよ。絶対ベルギー人はこういう風に言うなというものが。国によってありますね。

例えばどんな?

ベルギーの人は「Normally」と、よく言います。Normally, yes.とかも言います。Useallyのことも全部Normallyに置き換わります。

フランス人も独特の間違いがあります。
「また言ってるなー」と、私はもう訂正はしませんが、ありますね、国によっての間違え方。
なので日本人も、それはあってもいいと思うのですが、
ただ、(ビジネスマンなど)毎日英語を使っている方は、普段、通じているので誰も言ってくれないだろうから、みんな間違えているので良いのかもしれませんが、あえて指摘しています。

ビジネスマンの生徒さんは、男性、女性どちらが多いですか?

ビジネスマンの方はやはり男性が多いです。仕事で使わないといけない、使わないといけなくなった、海外赴任になった、会社が買収されてアメリカ人のボスになった、そういうケースが多いです。

ベルギーの暮らしについても少しお聞かせください。

普通の生活、、うーん、日本に比べると物価が少し高いですね。
税金がすごく高く感じます。(日本では消費税は概ね一律10%ですが)こちらでは物によって税率%が違います。
パンだったりは安いですが、シャンプーや高級品、洋服で変わってきます。日本もお酒の種類によって酒税が違いますが、それと同じでベルギーはその対象カテゴリーがかなり広いのかと思います。
もやしは一袋140円くらいします。

もやしですか?日本だと10円くらいですよ。

そうですよね、140円のもやし。高いです。
あとレストランも高いです。テーブルに座ったらもうお金取られます。お水も無料ではないし。
日本にいる時はあまり料理はしなかったんですが、安くて美味しいものがいっぱいありますし。ベルギーでは自炊しています。

ただブリュッセル(ベルギー首都)には、日本人が多くて、日本人の街、日本人ばかりが住んでいるアパートなどもあります。日本食スーパーや日本人学校もあります。
天気はあまりよくないですが。
あと、ベルギー人は家事もきちんとしてくれるので楽かと思います。生活は楽ですよ。

生徒さんの中でいつかベルギーにも行ってみたいという方がいるかもしれないですね。最後になりましたが、

Q4:英会話学習者へのアドバイス・メッセージ

日本語と英語を話すとき、別人になったほうが良いですね、

面白いですね。別人、ですか?

はい、ちっちゃいお子さんでも、それが出来てる子もいます。少しキャラが変わるんです、英語になると。
多分日本人の先生も、生徒さんもそうだと思うんですよね。
日本語でしゃべる時、英語でしゃべる時、雰囲気違ったりします。

Ayaka先生も別人になるんですか?

別人(笑)とまではいかないですけど、・・日本語を話している時のほうが表情が少ないとは言われます。
日本語はとても抽象的な言語で、日本ならではのコミュニケーションの特徴がありますよね。「(相手に)わかってねー 察してねー」と。でも英語でそれをやると通じるものも通じなくなっちゃう。

例えば、difficultですね。
日本人のまま It’s difficult.っていうとYesになってしまう、Noと言っていないから。
日本人のままだと誤解を招いてしまうので、英語を話すときはYes/Noがきちんと言える人にスイッチして話したほうが良いです。

ちょっと違う自分をイメージする。

Shyだったり・・なかなか海外の方には理解しにくいです。日本人の感覚だと誤解されて通じないことがあったりするので。

日本語のほうが(声質が)高くて、英語のほうが低く、言葉が変わると音程も変わったりしますね、ガラッと。皆さんきっとそうです。
上手な人は特にそうですね、同じ人がしゃべってる感じがしないのはあります。フランス人でも、英語とフランス語を話すときでは声違います。

その切り替えができる人の上達は早いですね。
日本人のままだからToday is〜とか言ってしまったりするのかも。Yes no、メリハリのある自分を意識してみることをお薦めします。

別人のAyaka先生と話してみたい!という方は続きは、レッスンで。

あら。そんなに変わらないじゃん!って怒られてしまうかも。

「諦めないこと」も大切。

こんな私でも英語が話せるようになって、なんとか生活しているので、諦めないこと。がアドバイスです。

あと・・この場をお借りして、
いつも楽しい生徒さんたち、ありがとうございます。

趣味は旅行なので写真をいくつか。。。

 

 

 

 

 

 

 

ミコノス島(ギリシャ)

 

 

 

 

テネリフェ島(カナリア諸島 スペイン)

 

 

 

 

サル島 (カーボベルデ アフリカ)

 

 

 

 

オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:Ayaka先生のプロフィールはこちら
https://www.english-dialogclub.com/wte/prfdtlfrm/673