音声通話だけスカイプ英会話

シャドーイングの驚くべき効果:英語の「リズム・音の強弱」を身につける最強の訓練法


英会話の学習で「ある程度のレベルまで達したけれど、なかなかリスニングが伸びない」「話すときにスムーズさがない」と感じることはありませんか?その解決策の一つが、シャドーイング(Shadowing)という訓練法です。

シャドーイングとは、流れてくる英語の音声に、影(シャドー)のようについていき、ほぼ同時に発音する訓練です。これは、単に音を真似るだけでなく、英語の「リズム」「音の強弱」「イントネーション」といったネイティブの発声構造を身体に染み込ませるために、最も効果的な方法です。

シャドーイングがリスニングとスピーキングを同時に伸ばす理由

理由1:脳の「同時処理能力」を鍛える

シャドーイングは、インプット(リスニング)とアウトプット(スピーキング)を同時に行うため、脳に高い負荷をかけます。この訓練により、英語を日本語に訳す暇がなくなり、英語を英語のまま処理する回路が鍛えられます。リスニングのスピードについていくことで、自然とスピーキングの速度も向上します。

理由2:言葉に「説得力」が生まれる

シャドーイングは、アクセントや発音といった表面的なものにこだわるよりも、内容を伝えることにこだわりを持つトレーニングです。リズムや強弱が身につくと、あなたの英語に自然と説得力が生まれます。

シャドーイングあるある:孤独な訓練で挫折

「シャドーイングは効果的だと聞くが、一人で黙々と続けていると、本当にこの発音で合っているのか不安になり、孤独感から続かなくなってしまった。」

シャドーイングは負荷の高い練習ですが、孤独になってはいけません。オンライン英会話の講師と二人三脚で取り組むことで、モチベーションを維持し、正しい音で継続することができます。

シャドーイングを継続させるための具体的な活用術

活用法1:教材は「好きなもの」を選ぶ

シャドーイングは反復練習がとても大事です。そのため、自分が本当に興味を持って楽しめる教材を選ぶことが、継続の秘訣です。洋楽、好きな海外ドラマのセリフ、ニュース記事など、何でも構いません。毎日15分でも30分でも、英語を使うことを毎日の習慣として接していくことが実力向上の鍵です。

活用法2:日本人講師に「発音とリズム」をチェックしてもらう

シャドーイングで大切なのは、「自分の発音が正しいか」をチェックしてもらうことです。特に日本人講師は、日本人が苦手な発音・リズムの癖を知っているため、的確な指導が可能です。

レッスンで「このニュース記事をシャドーイングしたので、リズムをチェックしてほしい」と依頼してみましょう。講師から「今の音でOK」と言われたら、大きな達成感に繋がり、自宅学習のモチベーションが向上します。

活用法3:「話す機会」と「議論」を忘れない

シャドーイングは素晴らしい訓練ですが、発音ばかりを突き詰めてしまっても、会話をする時間を取らないと意味がありません。リスニングや発音の能力が上がった分、オンラインレッスンで話す機会を増やしていきましょう。中級者以上の方は、ニュースを見て友人と議論するように、アカデミックな議論や時事英語に挑戦することで、アウトプットの質も高まります。

まとめ:自分でイニシアチブを取り、学習をリードする

私がレッスンで心がけていることは、できるだけ生徒さんにイニシアチブ(主導権)を取ってもらうことです。自分でイニシアチブを取っていくということは思っている以上に大変な作業で、必要以上に神経を使います。しかし、自分自身の観点から物事を考えていくことで、自分にとってどんな学習が一番効果的で役に立つのかがはっきりしてくるでしょう。

英語を使って仕事をしていきたい、説得力があるようになりたいという願望は、何よりのモチベーションです。ぜひ、シャドーイングを習慣化し、英語を使うことを通じて、人と交流する機会を増やしてください。

シャドーイングの効果と実践に関する疑問(FAQ)

Q1. シャドーイングは、なぜリスニングとスピーキングを同時に鍛えられるのですか?
シャドーイングは、聴いた音声を脳で処理し、ほぼ同時に発声する訓練であり、脳の「同時処理能力」を鍛えるためです。これにより、英語を日本語に訳す暇がなくなり、英語のリズムや音の強弱が身体に染み込み、スピーキングの瞬発力も向上します。
Q2. シャドーイングを自宅で一人で続けるためのコツはありますか?
「好きな教材を選ぶこと」に尽きます。デスパレートな妻たちのような好きなTVドラマや、好きなバンドの歌など、興味を持って継続できるものを教材にしましょう。そして、15分でも30分でも毎日行い、英語に触れる時間を毎日の習慣として接していくことが実力向上の秘訣です。
Q3. シャドーイングの練習成果は、オンラインレッスンでどのように活かせますか?
レッスンで講師に「このニュース記事をシャドーイングしました。リズムをチェックしてください」と依頼しましょう。講師はあなたの発音やリズムをチェックし、指摘してもらいながら調整していくことで、独学では難しい正しい音での定着が図れます。

→ シャドーイング指導が得意な日本人講師のレッスンを体験する