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好きな洋画・洋楽で英会話を学ぶ3ステップ:字幕の弊害を避け、自然な言い回しを身につけるコツ


「好きな洋画や洋楽から英語を学びたい」という願望は、英語学習の大きな動機になります。洋楽の歌詞には自然な言い方が沢山入っていますし、洋画からはコミュニケーションの文化の違いも学べます。しかし、ただ字幕を見ていても英会話学習にはなりませんし、いきなり英語で聞いても全く意味がつかめないのが現実です。

この記事では、「楽しみながら英語に触れる時間」を増やし、オンライン英会話との組み合わせで学習効果を最大化するための、具体的な3ステップ学習法をご紹介します。

洋楽で英会話

学習の罠:なぜ「字幕」や「丸暗記」が効かないのか?

罠1:字幕は「リスニング力」を奪う

英語字幕を見ながら洋画を楽しむ方法は、リーディング学習にはなりますが、リスニング力の向上には繋がりません。私たちの脳は、文字が目に入ると、その文字を追うことに集中してしまい、音声を処理する機能を怠ってしまうためです。字幕を見ていると、英語のスピードにも慣れにくくなります。

罠2:丸暗記は「活きた表現」にならない

かつて私も、NHKラジオ英会話の会話を丸暗記した経験があります。丸暗記することで、言葉の並びやイディオムを頭に叩き込むことはできますが、それが自然に会話で使えるようになるまでには、時間がかかり、単なる知識で終わってしまうことがあります。

洋画・洋楽から学ぶための「3ステップ学習法」

「楽しみながら英語に触れる」時間を増やすことが、発話力向上の土台になります。この3ステップで、インプットした知識を会話に直結させましょう。

Step 1:まずは「英語字幕なし」で全体を楽しむ(多聴)

好きな洋画や洋楽を、まずは字幕なしで見てみましょう。全く聞くことができなかったとしても、それで構いません。視覚から入る情報(セサミストリートなど子供向け番組も有効)はとても大切です。楽しむことで、「それをもっと理解したいから調べる、覚える」という能動的な勉強方法がお勧めです。

Step 2:歌詞・スクリプトで「音と文字」を一致させる(精聴・音読)

次に、歌詞やスクリプトを見て、シャドーイング(聴きながら真似て声に出す)をします。洋楽の歌詞には自然な言い方がたくさん入っています。このとき、「I don’t know why you say goodbye」といった基本的な文法が詰まった一文を、音と文字を一致させながら頭に叩き込みましょう。

リスニングあるある:字幕に頼りすぎる

「字幕を見ながらだと『分かった気』になるが、字幕を消すと全く聞き取れない。聴き取れない原因が、英語のスピードや音の連結にあると気づかない。」

字幕の力を借りるのは、音と文字を一致させる時だけにしましょう。普段英語に接する時間は、楽しめること(オンライン英会話でも洋画でも洋書でも洋楽でも)がいつも身近にある状態にしておくことが重要です。

Step 3:オンライン英会話で「使える表現」として定着させる

好きな洋楽の歌詞や洋画のセリフを、「これはどういう意味ですか?」と先生に質問してみましょう。レッスンで、その表現を自分の言葉に置き換えたり、違うシチュエーションで使ってみる練習をすることで、暗記した表現が「自然に使える」活きた英会話へと変わります。

まとめ:少しの勇気が英会話上達のポイント

英語の学習は、愉しめることと英語に触れる時間が必要です。「言葉は生きている」ので、会話はしゃべることによって上達します。

日本人講師とのレッスンの意義

オンライン英会話での日本人講師とのレッスンは、「しゃべることに慣れる」機会を持ち、自分のスピードで話すスペースを得られるので、英語力を向上するには良い機会だと思います。聞き取れなかったことは、はっきり聞き取れなかった、と直接言えるようになる少しの勇気を持つことで、コミュニケーションは改善し、英語の上達スピードも上がってきます。

洋画・洋楽を活用した学習に関する疑問(FAQ)

Q1. 洋画を字幕付きで見ていれば、リスニング力は向上しますか?
いいえ、字幕を見ていると脳は音声を処理する機能を怠るため、リスニング力向上には繋がりません。まずは字幕なしで全体の雰囲気を掴み、その後に字幕で音と文字を一致させる精聴を行うのが効果的です。
Q2. 好きな洋画や洋楽を教材にする際、どんな素材を選ぶべきですか?
ストーリーをある程度知っている日本のアニメ(ジブリなど)やディズニー映画など、子供向けの映画は英語が比較的易しく、学習しやすいです。また、ビートルズのように基本的な文法が詰まった歌詞を持つ洋楽も、音読・暗記の練習に最適です。
Q3. 好きな映画のセリフをオンライン英会話でどう活用すれば効果的ですか?
セリフや歌詞を丸暗記で終わらせず、「そのセリフを自分の言葉に置き換えて話す練習」をしましょう。講師に「この表現は日常で使えますか?」と質問し、対話の中で使う機会を持つことで、暗記した表現が「自然に使える」活きた英会話へと変わります。

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