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ネイティブとのテキストメッセージのやり取り(20160916)


おもしろ英会話:異文化コミュニケーション(Cross-cultural Communication)

ネイティブとのメッセージのやり取り。ネイティブだからと言って正しい英語とは限らない。言葉は進化し、また、私たち日本人の「あの漢字どう書くんだっけ?」と同じような事が日常的にあるのが現実。生きた英語の一端を感じられます。

ネイティブとのテキストメッセージのやり取り英文ビジネスレター

レッスン中、いきなりメッセージが入ってきた。
誰かと思ったらアメリカで一緒に働いていた同僚だった。
彼とは確かに一緒に働いていたけど特に仲がよかったわけでもなく。でも忘れたころにぽんっとメールをくれる。

メッセージをやり取りしながら思った。
なんだよ!このピリオドも行替えもない文章は!!しかもミススペルだらけじゃないかっ!!

アメリカ人だからと言って、いつも文法が正しいわけではない。
アメリカ人だからと言って、いつも単語のスペルが正しいわけじゃない。
それはアメリカで働いているときに嫌と言うほど思い知らされた。

娘(ネイティブ)が高校生くらいの時の英語のテストを見たことがあるが、TOEICと似ているんだよね。
文章があって途中が(  )になっていて、それに正しい単語を入れる。選択肢は品詞が違うものが4つくらいある。
下手すれば日本人のTOEIC®高得点者のほうが点数をとれるようなテストだよ。

日本人でも「あれ~?この漢字どうやって書くんだっけ?」と人に聞くことはある。
それと一緒で、アメリカ人も「あれ~?このスペルってなんだっけ~?」とよく言う。
最初の頃は面食らったが、次第に慣れるこの事実。笑
でも心の中で「日本人にそれを聞くな!」と思うことも確か。

この同僚のメールの写真を載せたいくらいだが、それは控えるとして例をあげよう。
まず、ピリオドも行替えもないから、初心者・中級の英語レベルだととてつもなく難しい文章になる。
どこで文章が切れるかわからないから難解な事この上ない。

そして文章が極端に短い。省略できるところはすべて省略。例えば君がログインしているみたいだったからメールしてみたんだ~的な文章は、you on だけ。笑

場所を示すthere は their , won’t はwant のミススペル。
(でもこれはアメリカで働いていた時、しょっちゅう見かけたので驚かない私)

あと、3人称が2人称とかね。
例えば she doesn’t care だとするとshe don’t careになる。でもこれは実はありで、私もよくやることの一つ。
レッスンでもテストを受けるとかじゃない限り、これは(少なくともアメリカでは)ありとして伝える。

いつだったか、アメリカで仕事をしているときに有給休暇の申請を出そうとして、マニュアルの解釈でアメリカ人ともめたことがある。
同じマニュアルを3人で読んでいるのに私だけ解釈が違う。
私は最高で2週間の有給がもらえると思っている。彼ら、そんなにもらえないと思っている。
さすがにアメリカ人二人 VS 私 だと、私が間違っているのか??と不安になったが・・でもやはり、そんなことはない。彼らの解釈間違い。
当たり前のように私、2週間の有給休暇をとった。笑笑

ネイティブだからと言って、その人の英語があっているとは限らない。
だからネイティブだからと言って全部信じない事。
この同僚とやり取りをしていて当時そう思ったことを思い出した。

あ、でもネイティブとテキストのやり取りするとき、みんながみんなこうじゃないからね。
少なくとも、うちの娘は、行替えくらいはする。
文章は極端に短いけどね。笑

こういう風に英語を学ぶのもありだと思うよ。
生きた英語がまさに目の前で繰り広げられるからね。

言葉を覚えるプロセスの違いや文化や習慣の違いから気づき、また体験する様々な愉しい異文化コミュニケーション・国際交流のBlog
日本語を母国語として英語を学び英語圏での生活が長い日本人講師だから、英会話初心者から上級者の方まで英会話習得プロセスの課題や解決方法も熟知しています。