初級英文法

オンライン英会話は安くない。安く続ける秘訣とは?


近年、フィリピン講師を採用するオンライン英会話スクールが急増し、料金が高騰しています。オンライン英会話サービスは決して安くないです。この記事では、オンライン英会話料金高騰の背景やフィリピン講師が求められる理由、運営側の課題、利用者として今後、より安価に効果的な英会話学習を続ける方法について解説します。

まず、オンライン英会話料金の高騰の背景は以下の通りです。

・アジアの経済成長
– フィリピン人講師の人件費の高騰
– フィリピン講師採用競争が激化
– オンライン英会話市場の成長
・日本の購買力の低下

次に、フィリピン講師のオンライン英会話レッスンが求められる理由

– ネイティブに近い英語力の魅力
– 親身なサポートと高い教育意識
– 日本人に対する気遣いと文化の理解

また、料金上昇の背景にある運営側の課題は以下の通りです。

・人件費増加と円安への対応
– 質の高い講師の確保と教育
・IT(AI)の活用
– サービス価値向上への取り組み

最後に、利用者として、それらの背景を踏まえて、オンラインサービスをより安価に利用するポイントについて解説します。オンライン英会話スクール選び、英会話学習の方法について参考にしていただければ幸いです。

オンライン英会話料金高騰の背景

フィリピン講師のオンライン英会話レッスン料金は、毎年と言ってよいほど価格改定が繰り返され、上昇しています。

 

 

 

某大手英会話スクールさんの月額利用料金の推移
年 月額料金(税込)
2014 2,950円
2015 3,950円
2016 4,950円
2017 5,500円
2018 5,980円
2019 6,480円
2023 7,900円
日本の主たるオンライン英会話の料金の推移はほぼ上記のようになっています。
総じて「安い」範疇とも言えますが、オンライン英会話サービスは僅か10年で2.5倍以上に値上がりしている事実があります。
高騰の原因は、アジアの経済成長による人件費高騰、日本の購買力の低下、そして円安の3つの要因が挙げられます。

アジア各国の経済成長

日本は長期的に経済が停滞していますが、アジアやアフリカの経済はハイスピードで拡大しています。いわゆる先進国から新興国に経済力は長期的にシフトしていきます。
わずか20数年後、世界のGDP上位は、
アメリカ・中国・インドを筆頭に、アジアやアフリカの新興国が占め、G7では日本がどうにか8位あたりにとどまっている状況になります。
PwC
https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/world-in-2050-170213.html

特にフィリピンやインドネシア、ベトナムなどの成長は目覚ましく、日本のかっての高度経済成長期のように、人件費が年々上がっていくことが想定されます。
ここ数年の年率10%にもある円安(つまりはフィリピン講師へのペソ支払の円換算賞金額増加)も大きく影響しています。
今後の円レートに関わらず、人件費の上昇によりオンライン英会話の月謝が10,000円を超えることは確実であり、安価な時代は終わりを迎えつつあります。

オンライン英会話市場の成長

アジア諸国でのオンライン学習市場の急成長に伴い、中国や韓国、日本のオンライン英会話事業者はアジアやアフリカなどの成長国へ進出しています。日本国内でもEdtechやe-Learning市場が浸透し、オンライン英会話の学校や教育機関への導入が加速しています。これらのニーズの広がりも、オンライン英会話の料金高騰の背景になっています。

フィリピン講師採用競争が激化

フィリピンの経済成長に伴って、英会話講師を含む有能な人材への需要が世界的に増加し、その競争も激化しています。特に中国や韓国でのオンライン英会話ニーズの拡大もあり、日本の英会話事業者は(日本の市場ニーズでもある安価に対応できる)優秀な講師を獲得することは難しくなっています。
事業者としても魅力的な職場として、毎年、講師の給与水準を上げています。

構造的にオンライン英会話サービスは、予約システムなどを利用し管理コストを減らし、便利に安価にサービスを提供するビジネスモデルでもあり、円換算でのフィリピン講師の人件費増加で、安さを維持することが困難になっています。

フィリピン講師が求められる理由

フィリピン講師が選ばれる理由はいくつかありますが、まずは、基本的な英会話講師として資質として、世界の主たるグローバル企業のコールセンターがフィリピンに集積し(英語を活かした受託業務が大きな産業になっており)、世界中の異なる英語を聞く、理解させる能力が磨かれていることがあります。
日本にも様々な方言があるように、ネイティブの国にも地域により様々は英語があります、(英語教育の専門家でなければ)多くの場合、地元のイントネーションを修正することが困難なことは日本人と同じです。
一方、フィリピン講師は(第二外国語として英語を習得していますが)、仕事として伝わる英語を身に着けていますので、ある意味、ネイティブ以上に平易で分かりやすいグローバルイングリッシュです。何を言ってるのか聞き取りにくいのは寧ろネイティブの英語の方が多いと思います。英会話初級者から中級者の方には、分かりやすいフィリピンの英語でまず学び始めることをお薦めします。
フィリピンの人はホスピタリティーが高く、日本のおもてなしの文化も感覚的に理解できるので、英会話学習を快適に進めることができます。

料金上昇が意味する運営側の課題

オンライン英会話スクールでは、利用者に対して、従来の安価なサービス維持することが困難になっており、以下のような課題に対して各社の選択が変わり、今後、オンライン英会話サービスの内容は大きく変わっていくことになります。利用者としては一層、自分の予算や学習方法に合ったスクールを選択する必要があります。
– 講師の質の向上
– 教育の充実
– サービス価値向上への取り組み

質の高い講師の確保と教育に投資

質の高い講師を採用することは、オンライン英会話スクールのサービス向上にとって重要がことです。。そのためには、講師の教育や待遇改善のための投資が今まで以上に必要となってきます。
ITツールなどを活用した教育の高度化や合理化への取り組みも加速していますが、やはり、高品質高価格か、品質安定で比較的低価格維か、の二極化が進んでいくことになります。

サービス価値向上への取り組み

サービス価値向上のためには、従来の教材の開発やシステム改善と共に、現在、AIなどの活用が大きな取り組み課題になっています。
AIの進化スピードは速く、オンラインレッスン中、学習者のレベルを解析に、レベルに合ったカリキュラムや教材の自動生成、学習機能により生徒の興味や関心にも対応できるようになります。また、AIが講師に対して個別生徒の指導ポイントを提示するなど、生徒にとっても講師にとっても、より効率的な教育(学習)ができる未来があります。
オンライン英会話はデジタル(IT)サービスであり、AIなどとの相性がとてもよく、オンライン英会話が従来のオンライン英会話にとどまらず、AIなど導入し、もっとも効率的な学習方法に進化してく可能性があります。

英会話サービス利用者として、最も安価に効果的な学習方法とは

今後考慮すべきポイント

今後、AIなどのIT技術が加速して進歩していきます。個別最適な学習が実現されていきます。
英語学習において、そのメリットを最も早くサービスに反映できるのがオンライン英会話でしょう。

AI(IT)学習ツールなどは、とても安価に利用できる可能性があります。
ロールプレイなど英会話の練習であれば、ほぼAI英会話ツールで代替可能になるでしょう。
今、多くのオンライン英会話スクールでは、月額課金制度で複数回の予約が難しく、お気に入りの先生の継続予約が難しい仕組みになっています。
違う先生とあいさつの自己紹介で、探り探りの25分間。など、満足できないレッスンもあったと思います。
自分自身のレベルや興味関心の対応できるAIとの会話で、十分に代替できそうです。

言語学習において、AIなどの活用は有効ですが、英語コミュニケーション力強化には、人同士の実践会話練習は欠かせません。
また、モチベーションを維持したり目標に向けて伴走したりしてくれる指導者も欠かせません。
今後、AI(IT)ツールとオンライン英会話を併用することが、最も安価で効果的な学習スタイルになっていきます。

その際に、従来の月額課金制度では、1回あたりの利用料金が割高になりがちです(しかも、その価格は年々上がっていきます)
オンライン英会話は、数をこなすと単価が下がる仕組みよりも、必要な時に利用したレッスン料金だけ支払う回数券(チケット)制度の方が、安価になる人が増えてくると思われます。
また、貴重な機会として、可能な限り同じ先生との継続学習が行いやすいスクールのほうがよいでしょう。

AIの登場は正に、パラダイムシフトで、オンライン英会話サービスのミライも全く違ったものになっていきます。
利用者としては価格が上がっていく未来を見据え、各事業者のサービスの仕組みを理解することが重要です。
AI英会話やITを活用した英会話バーチャルコミュニケーションサービスなど、安価な代替手段も併用することで、自分にとって最適なオンライン英会話サービスを見つけいただきたいと思います。