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英検・TOEIC®対策としてのオンライン英会話の活かし方 (回答者:ロビン先生)


ロビン先生は中学校教諭、高校教諭の資格を持ち、現在も東京の大手英語学校で英検®、TOEIC®、 TOEFL®、 IELTS®、英作文のクラスをご担当されています。英語に加えてアラビア語にも精通するロビン先生は、これまでに4年間、中東地で英語講師をご経験され、その後21年間のイギリス生活で、ロンドン大学のアラブ文学修士号を取得されております。そんな博識なロビン先生に「英検・TOEIC対策としてのオンライン英会話の活かし方」についてインタビューさせていただきました。

さっそくですが、ロビン先生の思う「英検・TOEIC対策としてのオンライン英会話の活かし方」について教えてください。

はい。わたくしのオンラインレッスンでは、TOEICや英検受験を目指されている生徒さんも多く、実際のレッスンの事例をご紹介しながら、効果的なオンライン英会話の活かし方をお話ししますね。
試験対策としてオンライン英会話の活用する際に、試験の傾向や対策を理解している日本人講師のほうが、より実践的で具体的なサポートが行えますが、TOEICや英検の試験のポイントなどは熟知されていない海外の先生でも、オンラインレッスンで何を行うか、Pointを明確にすれば十分効果的なレッスンは行えます。
わたくし以外の先生とのレッスンでも、自宅学習とオンライン英会話の組み合わせ方法として、参考にしていただければと思います。

英検・TOEIC対策としてのオンライン英会話の活かし方。3つのポイントでお話しします。
それは、「リーディングや文法問題の徹底攻略」、「ライティング:作文の添削」、そして「面接・インタビュー」です。

■「リーディングや文法問題の徹底攻略」

まず、リーディングのスピードを上げるための活用方法についてですが、
リーディングはTOEICであればPart7そして、英検もリーディングセクションがありますよね。
長文を読むのが苦手な生徒さんのために、まず文の構造を一緒に確認する作業を画面共有しオンライン上でします。それが「スラッシュリーディング」です。生徒さんと画面共有し、直接/S+V+OorC/の区切りで書き込んでいきます。意味の塊別に分けていきます。私が実際にお手本を見せて、/S+V+OorC/で区切り、接続詞の前で切りましょうね、と話しながら進めていきます。
必ず前から順に訳すことがポイントです。ポイントは英語を書いている人と同じように前から順に訳すこと。きっちりとした日本語訳でなくてもいいということ。

ほとんどの生徒さんが50分(25分レッスン×2コマ)でこの方法の要領を掴んでいらっしゃいます。
訳も構文にもある程度慣れ、長文読解のコツを掴んだら、Toeicや英検の設問などをご自身でご自宅で解きながら、わからないところをレッスンで聞いてもらうようにします。
学んだことを自宅で練習することで、オンラインレッスンで行うことを時間的に短縮し、課題を解決していくことにフォーカスして積み重ねていく好循環を作っていきます。
オンラインレッスンで生徒さんにコツを掴んでもらい、自宅学習できる力をつけること。自宅とオンライン英会話の学習を効果的に組み立てられるように、段階を踏んでレッスンされていることがよくわかります。

いかに自宅学習でたくさん吸収できるかが大切ですよね。そしてオンラインの25分間は分からないところを聞く時間として活用できれば、本当に効率がいいと思います。

オンラインレッスン主体(それが全て)で学習されている生徒さんもいます。問題を読む・解く時間も必要なので、25分間のレッスンでこなせる量は多くはないです。それでも、学びの環境としてそれが適している方もいます。
多くの生徒さんが、多くの時間をオンラインレッスンに費やすことができるわけでもありませんので、
自宅学習も含めて最大限学習効率を上げることが、オンラインレッスン、そして私たち講師の役割・工夫だと思っています。

TOEICのPart5文法問題も同様の活かし方です。

TOEICの問題集には解答・解説がついていますが、答えを見ても解説を読んでも腑に落ちないことってありますよね。そこは次もやはり迷い、時間を要し、ミスるpointです。
受験生の間違いやすい箇所は似ていて、出題側としてはスコアの差をつけるためのPointでもあるので、何度も出題されます。納得しきれないところをクリアするためにオンラインレッスン(講師)を活かしてください。
分詞構文や仮定法など不確実な課題を細かくご説明します。そうすることで、明らかに間違いが減っていきます。
この疑問点を徹底的に解決していく方法で、TOEIC500→700点台まで2~3ヶ月で達成できる方もいますね。1番短期間で力がつくのが「文法」なんです。リーディングは語彙を積み重ねないと実力が上がりづらい傾向にありますが、文法問題を早く的確に答えられる力が付くほどに、Part7にかけられる時間も長くなり、早くスコアアップにつながります。
試験其々に特徴があって、攻略のポイントがあるということですね。

■「ライティング」

次に「ライティング」に関する活かし方です。英検では、ライティングは1次試験で採点の3分の1を占めますから、ここはおさえないと勿体ないですよね。私のレッスンでは、生徒さんが送ってくださった作文を、レッスン中に画面共有しながらワード上で説明し、赤色で添削していきます。そして、レッスン後にそのファイルを生徒さんにお送りし、自宅学習の復習に役立ててもらっています。
その添削作文を参考に、次のレッスンに向けて更に磨かれたライティング練習が出来ると思います。やはりライティング練習は実践あるのみですね。
ライティングは、ただ読んでいても上手になりません。例えば、テニスを上達させるために、テニスのビデオだけを見ても上達しないのと同じで、実際に書いてみないとライティングは上達しませんよね。そういった意味で、生徒さんには必ず書いて下さいとお伝えしています。1週間に1回、このレッスン継続されている生徒さんは、着実にライティングが上達していきますよ。

■「面接・インタビュー」

1次試験に合格された生徒さんには、2次試験(面接試験)の対策をしていきます。

旺文社さんが出されている「10日でできる!二次試験対策本」などの面接用の冊子がありますから、それを用意していただきます。例えば4コマ漫画を用いて1分間考えて2分間で発表してもらう。本番さながら実践的に練習していきます。
日本にいて、なかなか英語を話す機会が無いからこそ、オンライン英会話を活用すべきだと思います。

そうですね。TOEIC、英検においても[より実践的に活用する場]、[疑問点を徹底的に解決する場]として捉えればオンライン英会話が最大限活かされると思います。

大切なことですけれど、オンライン英会話だけでは実力は上がりません。私たちは、いかに生徒さんを励まし、継続学習のサポートができるかです。

■事務局よりコメント
ロビン先生のレッスンは、試験合格に向けて重要な「自力」を育てる、まさに生徒さんの自信が身に付いていくレッスンだと思います。ロビン先生は、オンライン英会話は最高に活用できるツールであると話します。大切なのは、英検やTOEICを成果に結びつけるコツや方法を知ること。遠回りしないように先生に指南を仰いで、より正しい方向に向かって学び続けることだと思います。

オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:
自信が身に付く「愉しい、実践的なレッスン」を提供する ロビン先生のプロフィールはこちら↓
https://www.english-dialogclub.com/wte/prfdtlfrm/1466