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初級から中級への最大壁:「英語で自分の意見を話せるか」を克服する3つのディスカッション戦略


英会話レベルが初級から中級へ上がる過程で、多くの方が直面する最大の壁、それは「英語で自分の意見を話せるか・どうか」です。文法や単語の知識は増えても、会話の中で即座に論理を組み立て、「私はこう思う」と発言することに躊躇してしまうのが、日本人学習者の傾向です。

しかし、留学経験やビジネスの現場で英語を磨いてきた講師の経験から言えるのは、「言わぬが花」の日本の文化と、「自分の存在に気づいてもらう」ことが前提の英語圏の文化には、スタートから大きな差があるということです。この壁を克服し、中級レベルへステップアップするためのディスカッション戦略をご紹介します。

戦略1:論理力を鍛える「日本語での思考整理」

「表現する」とは「自分の考えを自分の言葉で話す」ことです。日本語で出来なければ、当然ながら英語では出来ません。まずは、普段の生活の中で意識できる「思考の訓練」から始めましょう。

日々「自分の意見」を持つ練習をする

どんな事柄についても、「私はこう思う」「なぜそう思うか」という自分の考えを組み立てる作業を日々心掛けてください。これは、日記や簡単なメモ書きでも構いません。この「考えをまとめる」という作業を繰り返すことで、英語で話す際の論理的な土台が築かれます。

英語圏の王道:結論を先に述べる

海外の大学院でのディスカッションの現場で磨かれてきた王道の術は、先ず、「結論を言う」こと、そして「何故その結論に達したか」という理由を説明することです。この構造を意識することで、言いたいことが伝わりやすいディスカッション術が身についていきます。

戦略2:文法よりも「伝えたい想い」を原動力にする

文法や文型に単語をはめ込んでいくことに留意しすぎるあまり、肝心の「伝えたい想い」が薄れてしまうのは本末転倒です。言葉の習得は、「伝えたい・伝えなければならない」という強い気持ちが何よりの原動力になります。

初級者から中級への壁あるある

「文法や文型に単語をはめ込むことに留意しすぎるあまり、レッスン中、日本語の単語を英語に翻訳する作業で頭がいっぱいになり、会話が途切れてしまう。」

大切なのは、文法や文型に単語をはめ込むことに留意しすぎるよりも、自分の気持ち・想い・考えを伝えたいという気持ちです。まずは書いてみる、話してみる。そして、そこから、学びを増やしていくことが、本当に伝わるコミュニケーション力を身に付けていく方法です。

失敗を恐れない:まずは書いてみる・話してみる

文法や文型に単語をはめ込んでいくことに留意しすぎるよりも、自分の気持ち・想い・考えを伝えたいという気持ちと、まずは**書いてみる・話してみる**ことが大切です。そこから、学びを増やしていくことが、本当に伝わるコミュニケーション力を身に付けていく方法だと思います。

留学経験からのヒント:どんどん発言する勇気

海外の大学院では、世界中から集まった学生達の雄弁なことに圧倒されます。彼らは「表現する事」を幼い頃から教育されているため、日本人の「言わぬが花」の文化とは大きな差があります。先ずは自分の存在に気付いてもらうため、どんどん発言し、人の意見に対しても入っていく勇気が、英語の総合力を鍛えます。

戦略3:日本人講師を「ディスカッション術」のコーチにする

「英語で自分の意見を話す」訓練は、日本人講師とのレッスンで最も効率よく行えます。日本人講師は、あなたの日本語での思考プロセスを理解した上で、英語での表現方法を指導できるからです。

活用法:日本語の思考を英語の論理に変換

「日本語でも良いので、何かについて自分の考えを組み立てる」という作業を日々心掛け、それをレッスンで日本人講師に伝えてみましょう。講師は、あなたの理屈好きで好奇心が強い性格に合わせて、「なぜその結論に達したか」という説明を加えるための、英語の論理構成術を指導できます。

継続性:モチベーション維持の伴走者

言葉の習得に費やせる時間も、目標も、上達のスピードも人それぞれですが、勉強すればするだけ成果は絶対に現れます! ぜひ、日本人講師という伴走者を見つけて、自分の夢に向かって、愉しくチャレンジを続けてください。

自分の意見を話す訓練に関する疑問(FAQ)

Q1. 初級から中級への最大の壁は、何だと思いますか?
それは「英語で自分の意見を話せるか・どうか」です。文法や単語の知識ではなく、自分の考えや想いを、会話の流れの中で即座に論理的に組み立て、発言する能力が、初級者と中級者を分けます。
Q2. 自分の意見を話す訓練は、まず日本語で何から始めるべきですか?
まず、どんな事柄についても自分の意見を持つこと、それを論理的にまとめることを日々心掛けてください。日本語で自分の考えを組み立てる訓練こそが、英語で「結論を先に言う」というディスカッション術を身につけるための土台となります。
Q3. 自分の発言を増やすためには、日本人講師と海外講師のどちらが良いですか?
日本人講師がお勧めです。あなたの日本語での思考プロセスを理解した上で、英語での論理構成術(ディスカッション術)を指導できます。海外講師とのレッスンで実践力を試す前に、日本人講師のレッスンで「話す型」を学ぶのが効果的です。

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