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カタカナ発音を卒業する矯正法:「完璧な英語」を捨て「伝わる音」を身につける秘訣


英語学習において、多くの日本人が「発音」に苦手意識を持ち、過剰に意識しすぎてしまう傾向があります。しかし、ご存知でしょうか? 世界中で話されている英語の現実として、ネイティブ(母国語)の方が圧倒的に少なく、「標準語的な英語を話す人」は、世界中のどこにもいません。

大切なのは、完璧なネイティブ発音を目指すことではなく、多様な英語の世界を受け入れ、あなたの英語が「伝わる音」になるよう矯正することです。この記事では、カタカナ発音を効率よく直すための具体的な学習環境と、オンライン英会話の活用法をご紹介します。

発音の誤解を解く:完璧主義は必要ありません

誤解1:「標準英語」は存在しない

ネイティブと言っても、アメリカでもイギリスでも、日本の各地のお国言葉と同じように、地域や社会的な環境で発音は異なります。多様性を受け入れることは常識であり、英語ネイティブのオーストラリア人がアメリカ人のように発声したいとは考えないでしょう。私たちも同様に、自信を持って、伝わる発音を身につけることを目指すべきです。

誤解2:カタカナ発音では「聞き取れない」理由

日本語と英語では、発声法や母国語特有の音のルールが異なります。日本語的なカタカナ英語の音は、**英語にはない**のですから、相手に聞き取れるはずがありません。多くの場合、前後の文脈から類推して理解してもらえますが、あまりにキツイカタカナ発音だと、理解するにも限度があります。

カタカナ発音を卒業する3つの矯正ステップ

カタカナ英語の大きな原因は、中学校や高等学校で、違う音を無理やり日本語発音に変換するような学習方法を繰り返してしまったことにあります。この習慣を直すには、正しい音を「聴き」「真似て」「修正する」環境が必要です。

Step 1:独り言練習はNG!「音の修正機」を持つ

「会話力アップのため」と音読を繰り返すことは大切ですが、自分の発音が正しいのか自分では理解できない状況で繰り返すと、悪い癖がつき、さらにカタカナ英語が完成度を高めてしまいます。

発音矯正あるある:独り言で満足してしまう「毎日、鏡の前で発音練習をしているが、オンラインレッスンで話すと、先生に一から発音を直されてしまう。独り言練習では、カタカナ英語を強化していただけだった。」

**オンライン英会話教師に必ず間違いを正してもらうこと**が、カタカナ英語を矯正するための最も重要な鍵です。

Step 2:日本人講師から「日本語で」発声法を学ぶ

発音強化といえばネイティブ講師と思いがちですが、日本人講師の指導方法が活きてきます。日本語母語の英語発声への影響を理解しているため、「舌や口の動かし方」など、ネイティブの発声を真似るよりも、伝わる音を出すためのノウハウを具体的に学ぶ方が容易に習得できます。

日本人講師は、**発音記号**や**発声法**を体系的に理解し、教え方自体の工夫を重ねています。正しい音をよいコーチから学び身に付ける方法を、日頃の英会話学習に取り入れてください。

Step 3:録音とシャドーイングで「正しい音」を刷り込む

NHKの語学講座やオンラインレッスンの音声を聴き、シャドーイング(音声に続いて即座に発音する)やリプロダクション(聞いた音声を再現する)を繰り返しましょう。その際、必ず自分の発声を録音して聞き返すことが重要です。自分で近いと思っている発音も、必ずどこかでズレています。この反復学習を継続できるのが、オンライン英会話の利点です。

まとめ:「愉しく快適に」正しい音を身につける

英語習得は容易ではありませんが、長い時間を継続的にキープできるのが何よりです。効率よりも楽しさや快適さを重視することが、発音矯正を成功させる秘訣です。

大人の英会話倶楽部の発音矯正サポート当倶楽部の日本人講師は、英会話上達体験アンケートでも多くの方が取り入れていた音読学習法と、それを支える正しい発音矯正を得意としています。特に発音強化であれば、日本人講師の細やかな指導は非常に有効です。ぜひ、日頃の英会話学習に、正しい音を学ぶ方法を取り入れてください。

カタカナ発音矯正に関する疑問(FAQ)

Q1. 発音矯正は、ネイティブレベルを目指すべきですか?
いいえ、完璧なネイティブ発音は目指す必要はありません。世界に「標準語的な英語」はなく、目標は「相手に伝わる音を身につけること」です。母語の影響を受けるのは当然のこととして、自信を持って発話し、コミュニケーションできることを最優先しましょう。
Q2. 発音矯正はネイティブ講師よりも日本人講師の方が効果的ですか?
はい、効率的な学習においてはその傾向があります。日本人講師は、日本語母語の特性が英語発声に与える影響を理解しているため、舌や口の具体的な動かし方など、伝わる音を出すためのノウハウを体系的に教えられます。
Q3. 自宅で音読練習をする際、自分の発音が合っているか確認する良い方法はありますか?
最も良い方法は、**音読を必ず録音して聞き返すこと**です。そして、その録音や音読をオンラインレッスンで講師に聞いてもらい、間違いを指摘してもらうことです。自分の発音を客観的にチェックし、プロに修正してもらう環境が不可欠です。

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