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英語5技能って何ですか?


英語は4技能(聞く・話す・読む・書く)と長く言われてきましたが世界のトレンドは「英語5技能」です。5つ目の技能とは何でしょうか、なぜ、今、英語5技能に着目されているのでしょうか?

英語5技能とは
reading, writing, speaking, listening. + interaction
reading, writing, speaking, listening. + culture

英語5技能NHKの教材のレベル分けでお馴染み?のCEFRでは4技能に’interaction'(対話)が加わっています(CAN DOリスト)。
また、culture(文化)を入れる考えもあります。

正解が一つの言語あれば、それを聞く・話す・読む・書く能力で、英語の技能を図ることに違和感はないかもしれません。

英語が世界のコミュニケーション言語であることは間違いありませんが、
その国や地域や様々な環境により多様です。
その地域の文化的な背景がとても反映し、そして常に変化しています。

様々な例外を持ちながらも文法的に正しい英語の概念や分かりやすい語彙はありますが、
(もちろん、まずは、それを学ぶべきですが)
そうでなければいけない英語があるわけではありません。

世界的に見て、英会話力が劣ると評価されることが多い日本人が、
もしかすると、一番[ネイティブのように]と考えている比率が高いかもしれません。

インドやオーストラリアの人が[アメリカ人のように話したい]と考えることはないでしょう。
自国らしい英語に自信や誇りを持っています。
そこに拘泥るよりも、4技能を活かすinteraction'(対話)に着目した学習方法が大切だと思います。

大人の英会話倶楽部のご利用者様から、
「先生の、この表現、間違っていないですか?」とお問い合わせをいただいた際に、
幾つかの国の先生に確認もしますが
アメリカではOK。イギリスでは使わない。
或いは、参照している学習サイトがどこ国のサイトなのか などにより・・殆どの場合は[あきらかに間違いです]とお答えできるケースはありません。
※オンラインレッスンでは、アメリカ英語を基本にしていますが、自然な会話の中では、完全にコントロールすることは困難です。

多様な文化、そこに根付いている英語を受け入れ
それを理解し(聞き)、また、相手に分かり易い英語を話す。
対話能力が4技能(聞く・話す・読む・書く)と同じレベルで重要な技能と言うことになります。

今、日本の教育現場でも[読む・書く]から[話す・聞く]に大きくシフトしています。同時に、コミュニケーション能力を重視した施策が多く導入されています。

大人の英会話倶楽部の利用者はミドル・シニアの方が多いですが、[昔習った英語]と[今の捉え方]の変化、また、英語学習を通じてその背景にある文化や思考に触れる楽しさを感じていただければと思います。